古都コトイメージSmart

2016.09.21

金戒光明寺のアフロ仏像、修行を重ねた立派なお姿

レジャー概要

金戒光明寺のアフロ仏像
京都市左京区
拝観無料
9:00~16:00



MAP:京都府京都市左京区黒谷町121

金戒光明寺のアフロ仏像、修行を重ねた立派なお姿

 金戒光明寺にやってきました。アフロ仏を見にやってきました。

 少々場所に迷ったので行き方から紹介していきます。これは入り口のちずですが、小さくアフロ仏像が乗っています。矢印のように向かいます。

 山門。

 組木に勘当しながら門をくぐります。

 門を超えたらすぐ右にいきます。

 江の供養塔の看板が目印です。

 曲がるとすぐ橋が。その先に見えるは文殊の塔と言われる三重塔です。

 階段の手前に看板がおいてありました。名物になってるんですね。

 階段を数段あがった所に、階段のはじっこに置かれていました。あって感じで、目立つのですぐ見つけましたw

 立派なアフロのような髪の毛が特徴的な仏像さんです。

 正面から見るとやはり立派なお姿。正式名は「五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)」といいます。

 大きな髪の毛がアフロ姿に見える事から、アフロ仏と呼ばれて名所になっています。また、アフロの聖地とも言われ、アフロの方が手を合わせにくるそうです。

 五劫思惟というのは、法蔵菩薩が仏に成るための修行に先立って立てた48の願い、四十八願をたてる以前に、その誓いについて五劫もの長い間考え続けたこと。

 つまり、この毛はアフロではなく、気の遠くなるほどの長い時間髪の毛を切らずに修行した結果、このような姿になってしまったのだとか。

 ちなみに「劫」というのは期間を表します。「寿限無寿限無、五劫の擦り切れ」て聞いたことありますよね?「じゅげーむ、じゅげーむ」ってやつです。

 天女が時折泉で水浴びをする際、その泉の岩の表面が微かに擦り減っていき、その繰り返しでその岩が無くなってしまうまでの期間を一劫をいうそうです。

 時間に表すと40億年ほどになるそうで、五劫はその5倍、つまり200億年ほど考えた結果、これだけ伸びてしまったのですね。…ていうかこれしか伸びひんのかいっ!って感じですが笑

 上からみたらアフロじゃなく、アポロチョコのように見えなくもありません。

 仏像のあのブツブツとした髪の毛(螺髪/らほつ)は、右に渦巻く貝殻のようにカールした髪型が集まったものですが、伸びるとそのままの方角に伸びていくんですね…。

 次に本殿にやってきました。本殿の右側にお土産屋産があります。

 なんとアフロ仏像の金平糖が名物として売られています!

 ピンクは「さくら」、緑は「あじさい」、オレンジは「もみじ」、紫が「ふじ」、カラフルが「ミックス」の5種類があります。

 一つ350円、3つで1000円となっています。

 かわいいアフロ仏像のポーチ。可愛いイラストですが、アフロというかしめじっぽいですね。

 他にも仏像の置物やステッカーなどのグッズもあります。まさにこのお寺のマスコットとなってますね。

 購入した「あじさい」色の金平糖。

 裏に商品名「アフロ金平糖」と、お寺公認のアフロ仏像なんですね。

 味のほうは予想通りソーダ味でした。青いのがソーダ味で、緑と白は香料のついてない普通の砂糖味です。

感想・まとめ

 写真でみていて感じたより小さめですが、とてもインパクトのある見ごたえのあるものでした。歩いていてすぐ見つかりました。五劫思惟阿弥陀仏はとてもめずらしい仏像で、日本には16体ほどしかみられないという珍しい仏像です。他には京都では伏見 大蓮寺、奈良の東大寺なんかにも安置されています。

 金戒光明寺の観光の際はぜひ探して見てください。

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山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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