古都コトイメージSmart

2016.09.21

石ふしぎ博物館 – 面白い石や化石や宝石がズラリ

レジャー概要

石ふしぎ博物館
京都市中京区
大人200円
10:00~16:00
土日祝のみ営業



MAP:京都市上京区出水通烏丸西入中出水町394

金戒光明寺のアフロ仏像、修行を重ねた立派なお姿

 京都御所の横に面白い石ふしぎ博物館があるというので行ってきました。有名な珍スポサイトで出ているので行ってきました。

 また、化石があるという事で興味もありました。小学校の頃、毎週のように図書館で恐竜図鑑を借りていて、夢は恐竜博士でした笑

 入り口にそうそうデカイ化石が!と思ったらクラドシクルス、絶滅した古代魚です。大きな体ですが、細くて素早く移動でき、針のような鋭い歯で獲物を捕食していました。飾ってある化石は白亜紀後期のもので、ブラジルで発掘されたそうです。

 奥に飾ってあるナイティアも古代魚です。体調10センチほどの魚ですが、細かな骨まで綺麗に化石化しています。群れで化石化されているのが面白いです。

 さっそく入ってみると、入り口で200円を支払って三階の展示室まで上がっていきます。

 石ふしぎ博物館は「益富地学会館」の中にあり、会館の設立者の益富寿之助(ますとみ かずのすけ)先生は、漢方薬局を経営するかたわら、鉱物趣味の会を創設し、それが発展して地学会館になったそうな。さらには様々な賞も受賞しており、立派な鉱物学者として名を残しました。

 階段の途中にも鉱石が展示されています。黄鉄鉱です。

 普通の岩からこんな感じで産出されるんですね、面白い。

 上がりきると、地質会員の方がカウンターに一人座っておられました。写真はOKとの事でした。

 カウンターには触って感じれる石や化石。

 触れない石も、触っていいかのように展示されています。

 足元には中新世にいたデスモスチルスという哺乳類の化石が。

 この哺乳類は歯がとても特徴的で、柱を束ねたような不思議な形をしている事からデスモス(束ねる)スチルス(柱)の言葉をあわせて名付けられました。ハスコラのような気持ち悪さも感じます。

 化石はすべて浅い海だった地層で発見されており、海辺で暮らしていたそうですが、何を食べていてこのような歯なのかはわかっていません。貝とか砕いていたんでしょうか。

 絶滅していて、子孫は残っておらず固有の種目ですが、ぞうの仲間に近い生物だったといわれています。

 でた!おばあちゃんの家とかで飾ってあるやつ!触ると指がこんなに!と腫れているイラストが嘘ですと書かれています。

 木星のような丸い石。これが砂岩なんですね。断面が絵画のように見えるものはピクチャーストーンと言われます。綺麗に飾れるだけでなく、その土地の水流の変化を知ることができます。

 中の様子。狭いですが、めずらしい石がビッシリと展示されています。

 入り口すぐのショーケース。化石がおおく並びます。アンモナイトや

 動物のうんち。いやー立派ですな。少々水分が足りていません。出たてほやほやのときからすでに硬かったのが想像できますな。

 でました三葉虫。でかっ!古生代の有名な生き物で、化石が多く出るので事物もよく見ます。

 マンモスの臼歯だそうです。デカッ!

 化石コーナーをまわる。左の黒いのはオルソセラス。とんがりコーンのような三角の殻をもつイカのような生物です。多分これだけデカイのはすごいやつです。

 上のオウムガイの化石も変わった形をしています。

 オウムガイの断面。出口に一番近い所が住所。

 巻き貝とは違い、殻の深部は気質という何層にも別れる部屋で分かれています。部屋は体管といわれる管で繋がっており、空気圧の変化や水量の変化を利用して浮き沈みするそうです。

 ヨーロッパを代表するアンモナイト。ダクチリオセラス。螺肋が発達していて、いかにも古代の貝といった姿をしています。

 古生代ペルム紀の海生植物の化石。細かく綺麗に残っていますね。

 桜石というアイオライトの種類の石。断面が桜の花びらのようなピンク色になっている不思議な石。亀岡の湯の花温泉の周辺で取れる石だそうです。

 バラのような石やきれいな石、変わった形の石が沢山展示されています。

 おけん石。となりにあざらしの写真がありますがたしかに似ています。アザラシは撫でてみたいですが、おけん石はなでたら血だらけになるんでしょうか。触ってみたい気もします。

 でたー、金鉱石。この石を1トン集めてやっと40グラムの金がとれるそうです。

 三葉虫エリアです。古生代を生きた三葉虫ですが、古生代といってもカンブリア紀から終わりのペルム紀まで約2億5100万年~約5億4200万年前という約三億年の期間があり、三葉虫も様々な種類があります。写真の額縁に入ってる三葉虫の種類のディクラヌルスはこのように綺麗に化石が発掘される事も多く、人気の化石。羊のような円を描くツノが特徴的。

 こちらも三葉虫エリア。上のほうにあるセラウルスなんていうのはよく知る三葉虫らしい形してます。

 宝石エリア。トルマリンの種類。リシア電気石といい断面がこのようにきれいな層になっています。

感想・まとめ

 紹介したのはごくごく一部。石好き、化石好きなど長居できる面白いスポットです。

 入るにはちょっと抵抗がある建物ですが、毎年10月には石ふしぎ大発見展というのをこの学会が主催しており、西日本最大の石イベントに無料で参加できます。みやこめっせで行われ沢山の人が訪れるので、気軽に参加できます。ぜひ行ってみて下さい。ちなみに2016年は10月8~10日までの3日間、10時から18時までやっています(最終日10日は16時まで)。

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山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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