【珍スポ】世界中の彫刻品のレプリカが見れる・ルーブル彫刻美術館

レジャー概要
世界中の彫刻品のレプリカが見れる・ルーブル彫刻美術館

大観音寺の敷地内にあるルーブル彫刻美術館。入り口には巨大なミロのビーナスとサモトラケのニケが!
実はここ、フランスのルーブル美術館の許可を得て運営している正真正銘の姉妹館なのだとかw 巨大なビーナスやニケも実物から直接型を取ったものを引き伸ばしたものなんですね。
建物も世界的に有名な建築家の黒川紀章さん(クアラルンプール空港、京セラ本社ビルなど)の設計だそうです。

なぜ…巨大化する必要があったのだろう?人は皆疑問に思うでしょう。
ちなみに「やっぱ巨大化やろ!」といういかにもB級な理由かと思いきや、電車に乗ってる人に気に留めてもらう為、わざわざ大きいものを作ったのだそうです。

ビーナスも本家の3倍位デカイ。
創立者である竹川勇次郎氏は日本人にもルーブル美術館の作品に触れてもらいたいという想いから、繰り返しフランスに渡り17回の交渉の末「宗教家が非営利目的で建てるのであれば」という事で許可を得る事ができたのだそうです。

自由の女神

中に入ってみると、建物中央にはナゼか千手観音が。ルーブル美術館に千手観音?
これはこの館オリジナルのものみたいです。仏像も芸術ですが。
ちなみにこの建物は10億円で建設されたものだそうです。さらに彫刻3500点…制作料にライセンス料など…合計でいくらしたかは公表されていません。
そう考えると入場料の1500円は高いですが、安いもんかもしれませんね。

館内には世界中の一級彫刻品3500点の型をとらせてもらって、そのレプリカを展示しています。
ちなみに、公式サイトを見て発見しましたが、美術館で展示しているレプリカのいくつかは販売も可能だそうですw
ネフェルティティの胸像は200万、ナポレオンの胸像は100万、ツタンカーメン王の黄金のマスクはなんと350万!お買い得です!!!

会館当時のルーブル美術館の会長の挨拶。ちなみにピエール・コニヤムという名前を検索しても一切でてこないのは時代が古いからだよね…。
当時の美術館の館長さんや会長さんは許可したけど、今の館長さんとかはこの三重の姉妹館の存在を把握しているのだろうか…。「日本に姉妹館があるよ」って言ったら「そうなの!?」って言われそう。

中にはルーブルと全く関係ないものも展示していますがw でも歴史的な彫刻を間近でみれるのは魅力的です。触ってもOKだとか。

では一つひとつの作品を見ていきましょう。
こちらはミロのビーナス。これが実物大なんでしょうか?

自由の女神像。自由の象徴ですね。しかし早速、これはルーブル美術館ではありません。パリ・リュクサンブール公園という所にあるそうです。

円盤投げ像。これはローマ国立博物館だそうだ。

湯上がりのビーナス。1778年ころのもの

王妃ネフェルティティの胸像。紀元前1354年頃の作品、ベルリン美術館所蔵だそうです。紀元前1300年ものにしては肌がツヤツヤですね。
ちなみにネフェルティティというと欧米では最高の美人の代名詞だそうです。ワンピースのネフェルタリと関係あるのかな?

「パン無けケキ食べ」で有名なマリーアントワネット。

キューピッド。なんとギンギラギン。

マリア様像

あれ?こっちが湯上がりビーナス?

足の裏にささった棘を抜く少年のブロンズ像。痛そうやね。

ボルゲーゼの剣闘士と、初めてみた千手観音の裏側。すごいカオスな構図。

女性のブロンズ像

両耳に大胆なものつけた女性。

髪の毛や顔の筋肉の細部まで繊細な彫刻作品

フランス人形たち。
感想・まとめ
巨大ヴィーナスやルーブル関係なかったりとB級な感じは否めませんが、展示してあるレプリカはとても繊細に本物により近くなるよう作られたもので、外見ほど胡散臭い臭いは感じませんでした。というかちゃんと美術館。
おとなりの大観音寺は黄金大観音や過去には時価5億の金塊で出来た像があったりと何かとリッチなお寺ですが、こちらも建物だけで建設費は10億との事。しかも私財で…。姫路の太陽公園もノイシュバンシュタイン城に感動した会長さんが2/3スケールで城作っちゃうしいるんだよなぁ…時々凄い人がw