古都コトイメージSmart

2014.12.10

滋賀・イーゴス108はベトナムで生まれ変わっていた

イーゴス108

廃墟の情報

イーゴス108
廃墟遊園地
場所 滋賀県
建築 1965
廃墟化 2001
解体 2013


廢墟レポート vol.3:イーゴス108 Iigosu 108 wheel

 皆さんご存知琵琶湖タワーの大観覧車、イーゴス108。「すごーい」の逆でイーゴスと名付けられ最盛期は一日5万人が押し寄せる大遊園地の顔だったそうです。1992年建設で、僕が生まれた翌年に作られたものですが僕が物心ついた頃には観覧車は既にもう動いてなかったので、廃墟…とまではいかないが、錆びていて古いデカイ観覧車…という印象だった。長いこと当たり前のように琵琶湖大橋の入口に立っていたので気にも止めていなかったが、2013年から解体が始まり更地になってしまうと何となく堅田が寂しくなったように感じます。写真は2009年頃のものです。その折りたたみ自転車で、関西一周(京都-兵庫-大阪-奈良-三重-名古屋-岐阜-滋賀-京都)した時の写真です笑
 無くなると知った時はへぇ!無くなるんや!とビックリしましたが、解体され鉄として溶かされ売却されるものだと思っていたら…なんとベトナム第三の都市「ダナン市」という所に売却されそちらで再利用されることになったらしい。ビックリして調べてみると琵琶湖タワーの面影を残しつつ現代的な大観覧車となって生まれ変わっていました。

 ダナン市では「SunWheel(サンホイール)」という名で営業が開始され現在運行中との事です。大津ではイーゴス108というように108mの高さでしたが、こちらでは土台となる建物の高さを合わせると高さ115となり世界第4位の高さを誇る観覧車となったそうです。ダナン市とはベトナム第三の都市で人口約80万人ほどです。

 夕方~夜間に空撮された動画。琵琶湖タワーではなかった華やかさがあります。言われなきゃとてもじゃないけどあの錆びた観覧車だとは思えません。いい意味で発展途上国らしい雰囲気が都会的で素晴らしいですね。
山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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