鈴鹿山地 竜ヶ岳からの大夜景 – 三重県いなべ市
夜景情報
メンバー
竜ヶ岳の夜景
こんにちは、どうもtamuraです。
今回はToshiさん、涼さんがタッグを組んで出版した「関西ナイトハイキング」の出版記念に鈴鹿山地のセブンスマウンテンの一つ、竜ヶ岳へナイトハイクに行ってきました!
関西ナイトハイキングの出版記念なのに、なんで名古屋の夜景?と思いましたが、竜ヶ岳の夜景はずっと行きたかった夜景なので楽しみにしていました。(多分最初行こうと言ってから2年)
メンバーはToshiさん、涼さんを始め、初めてお会いするえのえのさん、いつもご一緒させてもうてるゆるけい登山のごんさん、コフちゃん、徘徊夜景のひでぶ~さん、そして僕という総勢7名でのナイトハイクとなりました。
僕にとって7人という大所帯で登山をするのは初めてで少し緊張したのですが、なんとか話しについていきながら楽しく登山できました。
今回の竜ヶ岳を登れば鈴鹿セブンスマウンテンの踏破という事で、楽しみにしていたのですが、登ってみると…最高!やっぱ鈴鹿っていいわ…。鈴鹿って本当にハズレがない素晴らしい素晴らしい山域だとおもいます。
830m地点にある重ね岩で中休憩。西日がとても気持ちいい~
この高さまで来ると岩場なので開放感があり、だんだんと三重や愛知の市街地、釈迦や御在所、雨乞など鈴鹿南部の主峰や、滋賀は琵琶湖などが見えてきてテンションが上ってきました。
最後の稜線に上がる頃にはキレイな夕日が!
えのさんは思わず笹に足を踏み入れ琵琶湖の撮影。
のんびり登って1時間半程度で竜ヶ岳山頂に到着!
峠からの登山ですが、これで鈴鹿セブンスマウンテン踏破!(パチパチ
鈴鹿は霊仙山や綿向はまだ登ってないので、次はそれらの山に挑戦する予定です。
到着した頃には、街の明かりがつき始め、早速カメラをセット。
夜景は、同じ鈴鹿山地の入道に比べると少し町までの距離が遠いですが、北中部に位置する為、名古屋までの距離感が近く光量はこちらの方が上。
眼下にはいなべ市市街地、桑名や四日市など北勢の町並みが見え、奥には愛知県南部の景色が広がります。展望範囲は岐阜県北部から三重県鳥羽半島までの180度の大パノラマ。
入道は三重県の夜景という感じでしたが、竜ヶ岳は名古屋夜景といってもいいほど名古屋の存在感が強い展望ですね。
夜が更けるにつれ輝きを増していきます。
標高1100近くある為、街全体がはるか下でキラキラと輝いており神秘性があります。
名古屋港、知多半島方面。
全体的に淡いオレンジ色の夜景なのですが、フレーム右端には四日市市の工場群が淡い緑?銀色?に輝いていてアクセントになっています。
また望遠で見ると確認できましたが名古屋港手前には長島スパーランドが見え、撮影しながら「あれジェットコースターですね!?」などと話していました。
四日市市の伊勢湾挟んで対岸にはちょうどセントレア中部国際空港がオレンジに輝いて見えます。
四日市市街地と鈴鹿市街地。(奥は津と鳥羽半島)
鈴鹿山地から見る三重県の夜景の面白さは、四日市・鈴鹿・津と市街地の繋がりが薄いので連続性があるようにポンポンポン!とそれぞれの市を確認する事ができます。
名古屋市街地方面。
やはり圧倒的な光量と存在感がある日本三大都市の名古屋。
淡いオレンジに輝く名古屋を見て、「なんか言い過ぎかもしれませんが、ヨーロッパっぽいですよね」とToshiさんに話したら「それは言い過ぎ!」と返されてしまいました笑
人口の集中する名古屋以東、以北が最も光が集中しています。左端は養老山地。
望遠も持ってきていたのですが、このエリアはランドマークになるような建物が少なく、寒さのせいで早く終わりたかったので50mm撮影で終えておきました。
7mm(14mm)の広角で岐阜方面も含めて撮影してみました。
手前に養老山地があり愛知県北部の一宮、小牧などの都市はかくれています。
ちなみに右側の空に映るラインはセントレアから飛び立った飛行機。なんだか隕石のように写っています笑
感想・評価
鈴鹿セブンスマウンテン最後の竜ヶ岳はナイトハイクでの踏破となりました。
夜景はもちろん素晴らしく、もちろん★5の満点!いつも関西の夜景ばかり見ていたので、中部地方の夜景はとても新鮮味がありました。
細かい評価でいうと、やはり関西の夜景に見慣れると、名古屋は光の量が少なく、東京や大阪といった大都市は航空障害灯や町の密集度などの関係で濃いオレンジに見えるのが特徴で、名古屋は淡いオレンジ色の夜景でした。手前が三重県北勢でオレンジの幹線道路と白い建物の光のコントラストがとても綺麗ですが、名古屋との光量の差にメリハリがあるのがとても良い点でした。
続いて迫力ですが、角度は竜ヶ岳から最も手前に見えるR306手前まで「11度」と少し遠いのが残念な所で、同じ鈴鹿山地の入道の20度に比べると迫力は劣っています。夜景のレベルを語る上で町並みが備え持つ構図、パノラマ、角度は最も重要なポイントで、角度で手前から奥へ広がっていく迫力、パノラマで左右に広がる迫力、構図の町並み(地形、河川や道路など)を平面として捉えた時のリズム感や統一感、バランス、流れ・ハーモニー全てが揃い最高の夜景と言う事ができます。角度が11度というのは少し夜景までの距離があるな、山を挟んで奥に見えるなというような感じがあります。町並みの構図という点でも、ただ光が広がっており大きな特徴があるとは言い難いと思います。
角度が少しありながらも、それでも素晴らしい夜景と言える理由は、1099mという高さにあると思います。低い角度では低い角度の良さがあるのですが(ビルがハッキリと見える、迫力が増す等)、標高が高い夜景は建物の出す光がふわふわと見えそれが重なりあい町の上に薄い光の層が見えるような、神秘性がこの竜ヶ岳にはありました。
山頂では7名のうち撮影部隊(4名)と食事部隊(3名)に別れ各々過ごしていました。撮影舞台は稜線上の氷点下の風に晒されてガタガタと震えながら撮影していたのですが、食事部隊の簡易テントで中でおでんを食べたり、談笑する声が聞こえて羨ましくなり、撮影もそうそう終えてテントにお邪魔させて頂きました。
下山後は7人で輪になり余韻を楽しみながら談笑。初めてお会いしたえのさん、そしていつもの方々、ありがとうございました!そして涼さんToshiさん、本の出版おめでとうございます!
アクセス
竜ヶ岳の夜景を見る為には登山が必要になります。国道421号沿の石榑峠登山口から登るか、石榑峠まで車を勧め、最短ルートでの登山になります。一本道でルートもしっかりしています。