古都コトイメージSmart

2020.04.17

古都コトきょーとが選ぶ好きな夜景10選

本当に感動した夜景を紹介するよ!

こんにちは、tamuraです!

いきなり復活!という訳ではなく、コロナで自粛中で、休みや仕事終わり凄く暇しているので、Twitterで宣言した通り、このタイミングで最後に「僕が本当に綺麗だと思った好きな夜景」を10つ選んで、紹介していこうとおもいます。

きっぱり更新やめるつもりだったのですが、最後にこれだけ書きたくなって…というか暇で…。すみません…。

ほんと皆、何してるんですか?どこも行けなくてハゲそうなんですけど!!今週末はパンナコッタ食べたくなったので作ろうかなと思っています。Amazon PrimeにTHE MENTALISTが7シーズン無料で公開されてたので、それをチマチマみてますが、連続で見てたらのぼせそうになる笑

さて、当サイトでは☆の数で夜景を評価していますが、純粋な綺麗さで順位をつけてはいません。思い入れの強い夜景、僕が好きな夜景を10箇所選びました。

もちろん、夜景だけでなく、廃墟、登山、珍スポ、観光でも各々書きます。このシリーズの記事では本音でいろいろ書いていきたいと思います笑 ぜひ文章まで読んでいただいて楽しんでいただければ嬉しいですー!!

では第一弾は「夜景」です。とっくに忘れ去られていますが、当サイトは「夜景サイト」ですからね!

10位:小文字山(福岡県北九州市)

このサイトを始めて、様々な夜景を見てきましたが、最も角度があった夜景といえば北九州の小文字山でした。ここは本当にすごいよ!

まるで足元から夜景が広がっているかのような圧倒的な迫力、そして馴染みのない北九州という町がとても新鮮でワクワクした夜景です。

北九州と言うと皿倉山が有名ですが、皿倉山は位置が良くて標高が高いぶんパノラマがすごいけど、迫力でいえば間違いなくこっちでしょう。皿倉山は沢山のカップルの中で、一人虚しく撮影してたから、絶対にランキングには入れたくないんよなー!凄かったけど、こっちのほうが好きです!

350mそこそこの高さですが、それがちょうどいいのかもしれません。本当に町が近くて、車の音や工場の音、町の息遣いを感じれます。おもちゃみたいに手で救えそうになる!そんな感覚。

自分の町以外にも、遠く離れた関わりのない場所で、大都会が日々稼働している…。文化も言葉も違う人々がそこに暮らしている。当たり前の事実だけど、僕にとってはこの北九州という都会を見ているとそれをまじまじと実感することが出来て、不思議に感じられたな~。北九州はそれだけ僕にとって未知の町で、エキゾチックに感じられました。

ただ、天気があまり良くなくて、すこしガスってたのが残念でした。遠方で予定もなかなか都合よく変えられないし難しいよね。この夜景を見て、北九州が好きになったので、また行きたいな~

小文字山の夜景 – 福岡県北九州市|古都コトきょーと

9位:高円山火床(奈良県奈良市)

奈良県で最も好きな夜景は、間違いなく高円山(たかまどやま)でしょう!

奈良県というと若草山がとても有名ですが、高円山はその少し南に位置し、町までの距離は少し離れるものの、火床から見る奈良盆地はとても綺麗な形をしています。

真正面に生駒山がそびえ存在が際立っています。大気の良い時はシルエットがとても綺麗で、生駒山の裾野に沿って伸びる町や道路の光が夜景の中に立体感を演出してくれます。

ここをランキングに入れた理由は、初めて行った時かなり急坂がしんどかったのがとても印象に残ってるからです!今でもナイトハイキングでしんどかった所でよく高円山の名前が挙がります笑

でも、そのしんどさの先に見える景色はとても絶景で、その対比からとても記憶に残る夜景となりました。京都の大文字山のように人が沢山いるという事は無く、本当にのんびりと過ごすことが出来ます。

二度目に訪れた時は、わざわざ岩手から来てくれた夜景の友人を案内させてもらったのですが、天気の変わり目で、空が撫子色に染まるというミラクルが起こりました!

高円山 – 奈良の大文字の舞台から眺める迫力夜景|古都コトきょーと

8位:権現山(滋賀県大津市)

滋賀県で最も綺麗な夜景は?と聞かれたら、間違いなく権現山をおすすめします。

ロープウェイが通っている蓬莱山からも似たような景色が見れますが、権現山はさらに比良山地を南に縦走した所にある最南端(実際は最南端から二つ目のピーク)の主峰の一つで、比良から琵琶湖までの距離は非常に近いので、これだけの高さがあれば琵琶湖の形がはっきりと確認できて、他の都道府県では絶対に見る事が出来ない、滋賀県らしい特徴的な夜景と言えると思います。滋賀県のDIDの方面をむいているので、光量も申し分ありません。

蓬莱山ーホッケ山ー権現山の三主峰はそれぞれどこも展望は最高ですが、やっぱり権現山が一番でしょう!滋賀県でこれ以上基礎値の高い夜景があったら腹を切って詫びてもいいと思っているほど、これ以上の夜景はないと思います。全国的にも、相当レベルが高いです。

ここは親友の涼さんと、絶対綺麗だから!と期待して行った所で、すごく寒かったのでカレーを作ったのですが、めちゃくちゃ美味しくて、それからナイトハイクでカレーを食べるのがお決まりみたいになりました!手間がかかって面倒なのですぐブームは去りましたが笑

どんな偶然か、この日、まだ会った事もなかった頃のひでぶーさん(徘徊夜景の管理人さん)と1時間差で登っていて会えなかったという悔しいニアミスも思い出に残っていて、いまだに話のネタになります笑

 

比良 権現山 夜景|古都コトきょーと

7位:岩湧山(大阪府河内長野市)

大阪の夜景を南部から見るとどんな風景が見えるんだろう?生駒からの大阪って関西人であれば想像しやすいし、見慣れている光景だけど、南部から大阪ってあまり見る機会が無いですよね。

河内長野市にある岩湧山は、そんな疑問を解決してくれるとっておきの展望スポットでした。(地図上では)縦長だと思ってた大阪平野が、こんなに横長に見えるんだもん、頭が混乱しちゃうよね!

関空から生駒山までの大パノラマはとてもすごくて、岩湧は標高900弱あるのですが、生駒山がただの丘のようにポッコリちっちゃく見えるのがとても印象的でした。平野から見ると堂々と立ちはだかって見えるあの生駒が、本当に蹴ったら崩れそうに見えるんです笑

大阪は北部、東部、南部と山に囲まれていて、それぞれ変わった顔を見せるので面白いです。どこから見ても光がすごい…!大阪は夜景に向いた地形をしていますが、ここは大阪でも2番目におすすめ出来る夜景です!

岩湧山から見る大阪平野の大夜景|古都コトきょーと

6位:入道ヶ岳(三重県鈴鹿市)

一番、意外だった夜景ってどこだったかなーって考えて、真っ先に思い浮かんだのが入道ヶ岳でした。関心したというか、ウソだろ…みたいな。こんなすごい夜景が三重県にあったとは…とすごくビックリでした。

単純な綺麗さだけで言えば、今まで見てきた夜景の中で5本の指に入ります。角度満点、パノラマ満点、特徴最高、高さ満点、光量…だけ少し少ないけど、夜景の綺麗さは光の量だけでは語れません。

眼下には伊勢平野、そして北部には濃尾平野が見え、遮るものが一切なく、日本で三位の都市圏である名古屋都市圏の全てを一望出来るという恐ろしい夜景です。

また、こんだけの夜景のくせに、標高のせいで(おかげで)伊勢湾のカーブが見えるという、もう良い所尽くしで吐き気がしそうです。三重嫌いやわー。好きすぎて嫌い!まじ最高。さすが鈴鹿山脈。鈴鹿にはほかにも御在所とか、竜ヶ岳とか沢山同じような景色が見える山が連なりますが、入道はその中でも主稜から少し伊勢平野側に突き出た所にあるので、夜景を見るなら入道一択でしょう!!!!

入道ヶ岳 夜景|古都コトきょーと

5位:朝鮮岩(静岡県静岡市)

最高峰の素晴らしい夜景に、富士山がおまけについてしまうという、おまけがメインなのか、夜景がメインなのか、どっちでもいいけど、ここは最高に贅沢な夜景です。

東向きの展望なので、ここはぜひ早朝に訪れて朝のトワイライトを見てほしい、富士山のシルエットがじんわりと浮かび上がってくると興奮が抑えられません。

静岡は東名、新東名、一号線などといった主要な交通網が東西に抜けるように作られているので、真東から見ると街並みの筋が放射状に見えて、都市の迫力を一層増して演出してくれます。政令市の十分な光量と、富士山、愛鷹連邦、伊豆、日本平、駿河湾のカーブなど静岡らしさと実力を兼ね備えています。

入道ヶ岳にはまとまりがないですが、この夜景は魅力が1ショットにギュッと詰まっていて飽きる事のない夜景でした。どっちが夜景のレベルが高いかと言われれば僅差で朝鮮岩かな~!?と思います。

これは親友の結婚式で静岡に訪れた日の早朝に登ったのですが、素晴らしい一日を予感させてくれて、その通り素晴らしい結婚式でした!むしろ結婚式が素晴らしかったから、相乗効果でこの夜景が良い印象で記憶に残っているのかも!

朝鮮岩 – 富士山と駿河湾が美しい静岡最大の夜景|古都コトきょーと

4位:音羽山(京都府京都市)

京都って異質ですよね。ほかにないものを見せてくれる。特別な街、京都。住んでるから過大評価してるのかな?笑

それはともかく!夜景は構図は関係ないけど、一枚画で表現する時、やっぱり皆さんに伝わりやすいのは構図のある夜景なんです。例えば、先ほど書いた入道は、たぶん僕の写真を見てもあまり綺麗さが伝わらない。それは、入道の夜景は写真では表せない高度感であったり、パノラマ感がすごくて、特徴に欠けるからです。この音羽山の夜景は「山の中に街があり、その町がこの音羽山山頂から見ると(逆)三角形に見える」事から、街が構図を作っていて一枚絵でも夜景の魅力が伝わりやすいのではないでしょうか。

日本全国、様々な夜景がありますが、これだけ綺麗に逆三角構図になっている夜景って無いんですよ、しかも、中央に東山があって、東西を区分しているのがとても面白い。京都市は京都盆地と山科盆地にある市街地で形成された都市ですが、その両方がこんな形で見えるのって、京都市民としても意外性があるんです。

やっぱり親しんだ町、土地勘のある町は、夜景もとても落ち着きます。あれが京セラで、あれが村田で、あれが名神で…など目で追っていくだけでも楽しい。京都でおすすめできる夜景の一つで、何人もここに案内しました。

まだ夜景を本格的にはじめたばかりの頃にひでぶーさんと二人で訪れた夜景で、まだそのころには音羽山の夜景なんてネットに出回ってなかったので、初めてこの景色を見た時は「良い夜景を見つけた!」と大喜びしました。

音羽山から見る山科と京都の特徴夜景|古都コトきょーと

3位:愛宕山(京都府京都市)

お正月の恒例行事、初詣は毎年愛宕山に登るのですが、まだ夜が明けないうちに登っていつもこの京都の夜景を見に行きます。

京都盆地を最も広範囲に見渡せるのがこの愛宕山からの夜景で、町までの距離は少し遠いのですが、標高があるので雲海が見れたりと京都がより幻想的な都市に感じられます。

メインルートから少し離れた所にある秘密の展望地で、昔は人が全く来なかったのですが、今は展望地みたいに?木が少なくなって展望が良くなってて日の出スポットとしてにぎわっている所です。でもこの時間は誰も来ない…

寒いんですが、ボケーっと見るんです。京都って田舎だなーとか、名神のオレンジが綺麗だなーとか、村田製作所だーとか。でもやっぱり、一年が早かったなって思うんですよね、本当に早い。この景色は去年とどこが変わったんだろう…とか。そういえば隣の空き地に家が出来たけど…って変化小さっ!とか笑 キンと冷えた空気と静寂の中で、そんな事を一人考えるのです。

毎年愛宕山に初詣行く人なら分かると思いますが、愛宕山の正月の雰囲気が好きなんですよ。しかも立派に雪山なんですよね~。いつもはすれ違う人に「こんにちは~」とか言いますが、この日だけは「おめでとうございます!」とちょっと特別感がある挨拶もいいですよね!

愛宕山パノラマ岩 – 京都市右京区|古都コトきょーと

2位:ぼくらの広場(大阪府東大阪市)

一番綺麗だった夜景はどこ?と聞かれたら、「大阪にある広場の夜景が一番」と即答するでしょう。相当控え目に言って「ダントツ」です。これ以上の夜景がある気がしません。

親友の涼さんと初めて会ったときに、広場に是非行ってほしいな~と言われたので半信半疑で行った所、そのレベルの高さに価値観ががらりと変わりました。

足元から大パノラマで日本第二の都市がぶわっと広がるこの迫力、さらに主要な道路が放射線状に見える事から町が放射線構図を作っていて、より町の広がりを感じさせてくれます。日本第一の都市なら…って第一の都市(東京)は都市部の近くに山がないから、もうこんな夜景は日本にここしかないんです。

また勿体ない事に、ここの良さは写真では絶対伝わらないんですよね~。悔しい!三大夜景の摩耶、稲佐山、函館山みたいに分かりやすい形ではないだけに、訪れてみないとこの感動を味わう事は不可能です。またそこに特別感があるのかも。ちなみにスカイラインにある各展望地とここを比較してはいけませんよ、別物です。

ここの夜景はぜひ何回も来てください。初めてみて、そしてほかにも沢山の夜景を見て、またこの広場の夜景に来るべきです。本当に素敵な夜景が沢山あるので気持ちが揺らぐ時があるのですが、ここに来ると「あ、やっぱ広場は違うわ、ここが一番」となってしまう。僕の中で絶対的な夜景です。

ぼくらの広場の夜景|古都コトきょーと

1位:大文字山(京都府京都市)

最初に僕に火をつけた夜景は大文字山でした。この夜景を見て、こんな凄い景色がああるとは…と、この魅力を伝えないといけないと感じ、開設したホームページがこの「古都コトきょーと」です。

それまで将軍塚が京都を代表する夜景のイメージで、大阪、神戸と比べると劣等感を抱いていましたが、大文字山の夜景を見たことで京都の夜景ってすごい!と思うようになりました。それから京都でナイトハイキングを始め、関西全域、その他の地域と行動範囲を広げていくキッカケとなりました。

やはり自分の町を眺めるのは、現実と非現実の距離感が丁度いい心地のよさを感じます。いつでもすぐ帰れるし、帰らないこともできる。どうしよっかな~…なんて笑

自由なんですよ。幼少期から諸事情で苦労ばっかりで自由が無く苦しい毎日ばっかりでしたが、ここの夜景を見た時は震えるくらい自由な事がうれしくて心地よかった。自由って気づかないだけでいろんな所にあったのに、ストレスや不安で気づかなかった。でもこの大文字山の綺麗さが、僕の心の深くに眠っていた希望や感情を呼び起こしてくれて、いろいろ素直になれた気がしました。なみなみでこぼれそうだった心のコップに少し余裕をくれた感じ。だから夜景が好きになったんだと思います。京都の夜景が見える場所が自分の居場所と思えます。

夜景にはあきたけど、京都の夜景はこれからも行くだろうなー。大文字山はもちろん、正月は愛宕山にも登ったらあの夜景見たいし。京都なら、いつでも行けるし、行かないこともできますからね笑

大文字山火床 夜景|古都コトきょーと

まとめ

第一弾、夜景のランキングはこんな感じです。綺麗さではなく思い入れのある夜景です。入れようか迷ったのはほかに観音山(西宮市)や、一蓋被の嶺(星田連山)、鶴の里鉄塔下(大津市)、岩神山(和歌山市)、久松山(鳥取市)などがありました。

夜景のことであまり話題にしてもらった事はありませんでしたが、このサイトの一番の自慢は夜景ですからね!心残りはナイトハイキングの魅力をもっと伝えたかったな~とそれは強く思います。そしてもっと仲間が欲しかった!

夜景は飽きたと言ったけど、それは現時点でこれ以上楽しむ方法が分からないだけ。自由と同じように、まだ僕には見えていないだけで絶対楽しみ方があるはず!それを見つけたらまた古都コトきょーとを復活させて更新しまくります!

人それぞれ夜景の楽しみ方って違いますが、僕の夜景を見てナイトハイキングをやってみたいなって思って下さる方がもしこの9年間に一人でも居てくれたら(僕の耳には今まで入ってきた事ないけど…)心から嬉しく思います。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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