弟と二人で和歌山 旅行 – 那智勝浦・串本

みなさんこんにちは、たむです。
今回は、去年2025年7月の兄弟旅行を記事にしていきたいと思います。
たしかこの日も前夜祭があり、ギリギリのギリまでどこいこうか決まっていなかったのですが、
とりあえず関西近辺で安くで泊まれる宿を探そう、そしてその近辺を旅行しようという事で、
たまたまヒットした那智勝浦に行く事になったのでした。
那智勝浦は好きな旅行先で、2020年くらいにゴンダさんと初めて行ってから、かれこれ3回目くらい?
京都からは24号線で木津まで行き、163号線で伊賀上野を超え、青山高原から津に入る。といったいつもそんな流れで向かいます。
なぜまず津によるかというと、久居のあたりは安くでうなぎを食べれるという事をあるとき知って味をしめたからです。
写真は伊勢中川でうなぎ屋の開店を待っている所です。

やっと開店しました。
ほんの30分ほどだったかもしれませんが、ウナギを待つ時間というのは五劫が擦り切れる思いでした。
開店したてはちょっと勇気が必要だったので、1人、、、2人、、、はいって、
その次くらいに、「あ、たまたま今つきましたよ」みたいな顔で入りました。
駐車場で待っている時から、煙がすごいなと思っていましたが、さっそくうなぎさんが焼かれておりました。
頼んでからなかなか来ないのですが、この待ってる時間が実は一番ワクワク楽しい時間でもある。

やってきました。白焼きとかば焼きのダブルを頼みました。
贅沢ですね。京都でも最近関東風のうなぎ屋がちょこちょこできていますが、やはりうなぎは関西風が好きです。
さくさく、ふわふわ、じゃくじゃく。
タレを重ねるごとに深みを増し、炎によってタレと脂が凝縮され、罪深きカラメリゼが苛烈に進行する。
さらに熱を加える事で少し焦げ、その部分とタレと脂とが絡みあいまた違う深みが生まれるのだ。
白焼きはさらにシンプル。
皮の香ばしさ、脂のあまみ、白身のうま味。タレでは誤魔化しがきかない分、店主の腕が試される一品。
わさびを乗せ、そのままかぶりつく。
うん。うまい。
待つ時間はあんなに長かったのに、来てしまえばあっという間に食べてしまう。
目の前では、また次のウナギが焼かれている。脂が気化して店内に煙が白く舞う。
大きく深呼吸し、名残惜しみながらお店を出た。

三重をでたら、高速をつかいあっという間に熊野までやってきた。
この日も天気がよく、大海原が綺麗にみえた。
水平線までくっきり見えるとテンションがあがります。

つづいては鬼が城という景勝地にやってきました。
赤鬼、青鬼がむかえてくれました。

階段をおりていくと海にだんだんと近づいてきます。
いい感じ。何度もこの道を通ってきましたが、こんなところがあるということは知らなかった。
弟が気づいて寄ってみたのですが、いかに僕がいつも目的地しか考えずに運転しているかがわかりました。

これはすごい!
なかなかこんな海蝕地形を見る事もありません。

ちなみに海岸沿いを歩いて先までいけるみたいなのですが、
この日は暑すぎて途中まで行って帰りました。
このあたりまででも十分に満足。海の力強さを感じました。

南下していく途中、道の駅 パーク七里御浜にとまりました。
道の駅は規模が大きく、お土産もいろいろ購入したのですが、ここは海がとても綺麗なので陸橋を渡って砂浜にいきました。

ザザァ…。
波打ち際のすぐ近くまでいき、しゃがんで海を眺める。
この海の先はなにがあるんだろうか。大海原がどこまでも続いているのだろうか…。
大阪湾は先には淡路島が見えるし、三重もセントレアなんかが見える。しかしここの海には先に見えるものがない。
きっとこの先はどこまでも海が続いていて、太平洋を超える前には大陸棚があり1万mを超える深い海溝があるのだ。
底知れない自然の大きさを前に、ちょっと恐怖を覚える。

さらに車をはしらせると、あっという間に那智勝浦。
距離でいうと結構あるはずなのだが、走りやすく景色もいいので、あっという間に感じた。

さっそく宿にチェックインをして、とりあえず一休み。
あまりの暑さだったので、とりあえず現代人の特権であるエアコンの冷風を堪能しました。
素泊まりで予約をしてあるので、じっくり休憩した後は勝浦の街を歩いて、おいしいものを食べていきたいと思います。
勝浦はまぐろで有名なので、とりあえずまぐろを食べまくるぞ!

まずは歩いてすぐの所にあったお店で「まぐろ定食」をいただきます。

まぐろの漬け丼とお造り、まぐろカツ、めはり寿司。
めはり寿司は、味のついた高菜の葉でごはんを巻いたもの。
食べ応えがあってグッドグッドです。ビールが進む進む。
まぐろの鮮度が良いのか、内地ではあまり食べれない新鮮さを味わえました。

続いて二件目は、イルカはいるかい?というダジャレに惹かれ、こちらのお店にやってきた。
イルカのお刺身とはいかがなものだろうか?
水族館で無邪気に泳ぐ姿しか知らないので、食べれるなんて到底思っていなかった。
「ところ変われば品変わる」ともいうが、このあたりではイルカを食べる習慣もあるのだろう。
抵抗が無かったかといえばウソになるが、旅の楽しみというのは、その土地のものを食べるという事。
いまこの土地では、我々の常識なんてなんの意味もないのだ。固定観念は捨て、いざ入店。

ビールとまぐろとイルカを頼んだのだが、いの一番にイルカが来てしまった。
見た目はやはり鯨に似ている。
馬刺しではないが、ニンニクとショウガを乗せて頂く仕様のようだ。
ビールをゴクリと飲み、意を決して食べてみることにした。

感想としては、写真に写る弟の表情が全てを物語っています。
正直、まずい事はありません。美味しい部類です。やはり鯨に近い味です。
魚というよりはお肉に近く、脂はなんというかアッサリ、馬刺しのタテガミに近いです。
赤身は野性味がありつつ、まぁ鯨に近いです。赤身は特に、イルカにはイルカの風味があるように感じました。
いま思えば、ビールより日本酒…いや、、、う~ん、芋かな?芋焼酎の方が合う味わいだったかもしれません。
なぜ弟がこんな顔になるのか、それはどうしても水族館のあの悠々と泳ぐイルカが頭によぎり、心理的な抵抗がどうしてもぬぐい切れません。
ふざけて頂いている訳ではなく、食文化として体験する目的で頼んたので、自分自身には鯨のお肉の種類として食べるようコマンドを送ったのですが、固定観念というのは実に恐ろしい。
どういう気持ちで食べたらよいのだろう、それが写真によく表れています。

二件はしごをし、一度外の空気を吸うために散歩をして、足湯にやってきた。
この足湯も勝浦の好きなポイントの一つ。
30度を超えているような日でも足湯は気持ちいから不思議だ。

さらにそこから居酒屋と、家族経営のすし屋にお邪魔し、結局4件もはしごして呑みに呑んでしまった。
さいごのお寿司屋は、カウンターと席の間になぜか金魚が泳いでいた。
那智の滝という日本酒が美味しくて後半は何回も頼んでしまった。
これは…と思い、次の日にお土産でも買って持って帰ったのだが、家で飲んでもなんか違う。(当然美味しいです)
やはり、その土地の水を使った料理と、その土地の水で作った酒を一緒に頂くから美味しさが爆発するんだ。きっと。
だから旅先では旅先のものを頂かなくてはいけないですね。

すっかり夜も更け、空いてる店も無くなってきたので、千鳥足で宿にもどった。

DAY2は、10時のチェックアウトまでのんびりし、串本に向かうことにした。
二日目は弟の運転だ。
二日とも天気に恵まれてよかった~。

橋杭岩にやってきた。
迫力あって綺麗。

天気予報でよく聞く潮岬にやってきた。
本州最南端だ。
ここまでくると海の青も濃く感じる!

展望台にあがると、海の広さをより感じる事ができた。
あそこが本州最南端かぁ。先っぽというのは最果て感があっていいですね。
岬には岬にしかない「行き止まり」という情緒があります。
旅の終着点というようなことを感じさせるんでしょうか、この先は自然が阻んで先に行く事ができません。
波しぶきがたち、海風が吹く。この先には自分ではどうにもできないほどの大きな自然がある。
ここに立つと自分の無力感を感じる。だから人は立ち止まる。
人間はその時、知らぬ間に自分自身と向き合っているのかもしれない。
海を目の前にすれば、不思議と大きな気持ちになるが、ふと振り返れば現実がそこにありそうで怖くなる。
そういった意味で、先端とは刹那的な美しさでもある。
ここに立っている今、この瞬間だけが特別なんだ。それが岬の情緒というものだ。

潮岬からさらに紀伊大島のほうまでやってきて、先端の樫野埼灯台までやってきました。

最南端という訳ではありませんが、より先端までやってきた気分。

さて、本州最南端でのんびりした後、旅の最後に那智の滝にやってきた。
那智の滝もはじめてきました。

階段を下りて行くと、徐々に滝が姿を現す。
木陰からじわじわと景色が広がっていく姿に畏敬の念を覚える。
来るとき思っていたより、ずっと感動しました。

滝自体がご神体なんですね。
ただただ圧倒されます。

熊野那智大社側から、三重塔と那智の滝。
有名な構図ですね。
古くは滝に対する自然崇拝、熊野詣、そして現代、世界遺産へ。
古来より信仰が途切れず、積み重ねてきた時間に重みを感じます。
また、ここに戻ってこよう。
マグロとイルカを食べて、お酒を飲んで、そしてここで浄化されよう。
今回もとってもいい旅になったのは、やはり最後にここにきたからでした。
今度はどこに行こうかな…?


