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2014.11.15

百井分校 - 小さな谷間の小さな廃校♪

百井分校

廃墟の情報

大原小学校百井分佼
小学校廃墟
場所 京都府
開校 1905
廃墟化 1991

小さな谷間の小さな廃校「百井分校」


今回やってきたのは京都市左京区大原。

大原と行っても三千院のある集落の事ではなく、R477の酷道を登りつめた北山の奥深く標高640mにある谷間の人口40人にも満たない小さな集落「百井町(ももい)」。

今回は大原10山の天ヶ岳、ナッチョに登る途中にあるので次いでにやってきました。

この村には平成三年に休校となった小さな百井分校があります。

24年も休校状態であり実質廃校の状態。中は扉の建付けが悪くなっていたり鍵も開けっ放し…柱や壁の風化が進んでおり見た目も廃校となっています。

京都は他にも廃校がありますが、こういう風に入ってもいいよと言っていただける廃校は他にはあまりありません。

また一階しかない本当に小さな小さな小学校で、現実的というかは漫画や昔の映画などで見た事のあるようなちょっと幻想的なノスタルジックな雰囲気があります。

百井分校とは、大原来迎院町にある大原小学校の分校。

生徒も少なく山奥に位置する為、この分校では僻地手当(1級・8%アップ)も出たそうです。

僕の時代で学校というとごく一般的なコンクリート製の建物なので、この分校は学校というより公民館って感じ?

裏へ回ると銀杏の木と給食室があった。白い壁が銀杏色がとても神々しい…。
いい雰囲気。扉が開いているので入ってみる事に。
小さな給食室がありました。小さい部屋に小さいガス釜。
人口の少ないこの小学校ではこのくらいの大きさで全員分作れたのかも。
当時のか分からないが献立が黒板に書かれていました。
給食室から他の校舎はいけないので一度出て裏から回ると、裏側にはこの集落の墓地が広がっていました。
分校のポスト。「お願いします」と「ご苦労様です」という二つの入れ口がある珍しいタイプ?。
校舎はこちらの入り口から入っていける模様。
はいってすぐ左側はトイレ。一応休校という事だが、、、現在も使えるのだろうか?
校舎へ入ってみる。ドアは鍵もされていず開けっ放しで放置されていたが大丈夫なのだろうか。
田舎の学校らしく先生の名前が学級名となっていたようだ。六年の下に生徒のものらしき名前もあるが、生徒は一人だけ?
中は綺麗さっぱり何も残っておらず、昔のストーブや壁に貼り付けられた生徒の作文だけが残っている。
黒板。
生徒(林さん)が土井先生にあてた作文。
林さんの書いた習字。
職員室は色々と物が残っていた。
黒電話。
鍵は宝の箱の鍵みたい?鍵の説明が左から「西、北、南西、南東、東北、東南」と謎は深まるばかり。
落書きが多くあるが、職員界や朝会などの日程は当時書かれたものが残っているのだろうか。5日は個人の入試の事まで書いたある。
昔の京都市街地の地図。
昭和の時代の百井集落の様子が飾れらている。今も何か変わっていない。
長い年月放置されたチョークは色あせている。
電動鉛筆削り。
先生の机を開けると1980年代に作成された植物の絵が。結構うまい。
白いプラッチックカードが沢山入っているのでなんだろうと見てみると、写真のフィルムだった。
1986年(昭和61年)の雪遊びの様子。約30年前の写真です。楽しそう。
在りし日の分校の授業風景
女の子の写真。車はいつのものだろう。リアルぼくのなつやすみ見てる感じ…。
ほこりをかぶっていた写真。北海道犬?を抱えた少年と他生徒たち。
昭和47年の教職員の写真。42年前の写真。
素晴らしいね。

この学校は全部木造なのだろうか。

いいねぇ…。後々廃校にして取り壊すより、資料館みたいな観光地化して皆にこの素晴らしい校舎を感じてもらえるよう公開して活用すればいいのに。

さて、色々みたので体育館へ。壁には百井分校歌が。地元への愛が感じられる歌詞です。

「小さな谷間の小さな学校
 小さなグランド小さな教室
 もちろん教室も小さいけれど
 みんなの心は大きいぞ
 人口減ってもくじけない
 未来へはばたくこどもたち
 未来へはばたく百井分校」

校歌というのは大体「地元の山のように雄大な心と地元の川のように清き心で朝日の指す方角に向かって皆仲良く学んで行こうZE!」みたいなのが一般的だと思うが…。この校歌にはどんなメロディーがあったのだろうなぁ。
体育館。恐竜の置物が目立つ。
目が怖い!

下校の時間です。

この後はナッチョに上って天ケ岳登山口に置いた車まで戻らなければなりません。

なんだろうまた開校してほしいけど、このままそっとしてあってほしい気持ちも。

今度の廃墟めぐりは百井の先にある集落、大見の廃村(現在は廃村ではないみたい)と廃校へ行ってみようと思います。

 追記:一週間後、尾越・大見へ訪れる途中に百井分校へ寄ってみると大きな銀杏の木がすっかり散っていました。先週いっといてよかった~。やっぱり廃墟は紅葉か桜やね。

感想・まとめ

京都市からさほど遠くない所にこのような秘境・廃校があるとは思いませんでした。

趣味の登山で弟と北山の大原10山を巡ってる際にたまたま見つけました。

休校中という事もあり、職員室など残留物が多く残っており完全に昭和の世界に居る感覚に陥りました。


古都コトきょーとの管理人について
tamura
平成3年生まれ、京都在住のアウトドア好き。趣味は登山/夜景/旅/スキー/キャンプ/Web制作など。Olympusユーザー。インコなど鳥が大好き。夜景山岳会所属。美しい所か人の居ない所に出没します。

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