古都コトイメージSmart
2020.04.22

メルヘンで退廃的な、湖畔の森の円形廃墟

廃墟の情報

森の円形廃墟
迎賓館、展示館、食事処

廢墟レポート vol.155:静かな湖畔の森の円形廃墟 Abandoned Rotunda

こんにちは!たむです。

今回やってきたのは、とある静かな湖畔の森です。

先日投稿した大富豪が残した森と海の廃別荘の続きですが、また雨が降っていて、しかも強くなっています。

今回いく廃墟は、駐車場から30分ほど歩く場所にありました。静かな場所でくつろげるように、車道から少なくとも1㎞は距離をおいて造ったといいます。

歩く事、約20分ほどでしょうか、我々の目の前に姿を現したのはムーミン谷にありそうなメルヘンチックな建物でした。

モルタルのモダニズムな基礎にかやぶき屋根という、なんとも不思議な外観ですが、とてもマッチしています。

この建物はとある有名建築家の設計によって、1971年に竣工されました。

他にも数多くの有名建築を設計しております。年代が古いため、既に解体された物件も多くありますが、同じように廃墟化している物件もあります。

かやぶき屋根は年月が経った為か、朽ち果てて所々抜け落ちていますが、残っている所には新しい命も芽生えているようです。

いつごろから、このように放置されているのかわかりませんが、少なくとも10年前は既に廃墟化していたようです。

玄関ホール。

外観からは想像がつかないほど近代的な雰囲気です。

玄関ホールから右手に進むと、貴賓室と言われる部屋があります。

扉の手前から額縁構図で撮影!

この部屋は昭和天皇をお迎えする為に設計されたのだそうです。

貴賓室は、この建物のメインのような場所です。

天井の布張りは、明治時代からの皇室御用達の織物屋の川島織物(現:川島織物セルコン)のものらしい。

布には無数のラインが走っていて、中心部で収束し、収束点からグラスロットが枝分かれしながらモビール風にシャンデリアが広がる。

例えようのない気品のある空間でした。宇宙のパワーや、目に見えない力など、そういう濃いエネルギー的なものを感じました。

広い部屋ですが、深い森に囲まれ、雨も降っているせいか、屋根からのエネルギーか、とても圧迫感のある部屋に感じました。

こちらは展示室兼ロビーだそうです。3つの円形部屋の2つ目。

さきほどの貴賓室とは打って変わってウッディーな温かみを感じる部屋です。

円形の造りは同じだが、天井が木である事で、落ち着いた空間になっています。

中央の椅子に座れば、大きな窓から外の原生林が広がるのが見えます。

都会の喧騒から離れ、森の中の静かな時間を過ごせる、そういう場所だったのでしょう。

ま、今は現役の時よりさらに静かですけどね。

こちらは食事室。3つの円形部屋の3つ目。

まるでチャペルのように、椅子とテーブルが並べられています。

会議室等で再利用されていたのかもしれません。

さて、旅の最後は権田さんオススメのサウナしきじに行きました。

日本全国のサウナーが集まる、サウナの聖地のような所だそうです。

実は2回目なのですが、薬草サウナがまた良いんですよね。そして何よりしきじの水風呂が最高!

上がった後は、二階の休憩室でごはんを頂きました。

前回は生姜焼き定食でしたが、今回は焼肉定食。これがまた美味しいんだ…♪

感想・まとめ

巨木巡りでせっかく遠出したついでに、チェックしていたこの廃墟に立ち寄ってみました。

静かな森のメルヘンかつ、退廃的な空間が今までにない雰囲気でとても興味深かったです。

ホームページで公開している最果ての遊園地 - 謎のベールに包まれた秘密の遊園地跡も、ここで紹介した廃墟と同じ人が設計した建築物です。

最果ての遊園地は、遊園地跡として紹介していますが、一度建設された建物の跡地に出来たのが遊園地でした。現在、それも閉鎖され、建物の基礎コンクリートだけが放置されています。



山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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