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2018.07.15

奥多摩湖ロープウェイ - 奥多摩に眠る4年で廃業した幻のロープウェイ跡

廃墟の情報

奥多摩湖ロープウェイ
索道跡
場所 東京都奥多摩町
建築 1962年
廃墟化 1966年

廢墟レポート vol.91:奥多摩湖ロープウェイ Okutama lake Ropeway

 こんにちはtamuraです!

 今回は東京都の奥多摩にある奥多摩湖ロープウェイに行ってきました!

 今回訪れたのは「みとうさん駅」で、対岸に「かわの駅」も存在します。

 正式名称は「川野ロープウェイ」と言い小河内観光開発株式会社が運営していましたが、1975年に運行休止申請が出されてから会社自体が消息不明となったそうです。

 休止扱いとなっていますが、ご覧の通り建物は復旧が困難なほど荒廃しており、事実上はもう完全に放置された廃墟となっています。

 昭和を感じさせる建築と、荒廃具合と緑がとてもマッチしています。

 ロープウェイといえば岐阜の恵那峡ロープウェイがありますが、こちらの方が年代が古く、廃墟としては魅力的でした。

 廃れたチケット売り場。

 東京オリンピックの2年前に開業しており、当初は関東方面からの多くの観光客がここを利用していたそうですが、湖上横断の橋が建設されるとロープウェイを利用する客が激減。

 運賃は片道110円(現在の価値で400円)だったそうですが、観光客の減少をうけて80円(290円)まで値下げをしました。値下げ効果で初年度だけ観光客が倍に増えましたが採算が合わず、開業からわずか4年で廃止となりました。

 最盛期は10万人近い観光客が利用していたそうです。

 チケットゲート。

 ここからロープウェイのホームへ降りていきます。

 この年代の荒廃したコンクリートの感じがとても好きです。

 下からゲートを撮影。

 窓の外に見える緑とコンクリートのコントラストが素晴らしい!

 そしてこちらがみとうさん駅のホーム。

 素晴らしい事に、ロープウェイの車体も残っているのです!

 夢中になって撮影していると、同じ廃墟撮影を目的とした方が2名、ポートレート撮影の2名がやってきました。

 撮影を譲ってホーム裏の機械室で会話をしていると、さらに大勢の方々が次から次にやってきて、あっと言う間に廃墟は20人くらいで埋め尽くされました。

 日の沈みかけた夕方に、山の中の廃墟でこんな人口密度になるなんて、さすが関東ってすごいなって思い知らされました@@

 営業してた時より、一日の客数多いんちゃうの。

 30分ほどで皆さん帰られて再び廃墟は静かな空間に…。

 みとう号もちょっと寂しそう。

 橋がかけられれば車で5分で対岸に行けるのに、わざわざロープウェイ乗らないよね。

 これだけ廃墟化していても、所有者(会社)が消息不明なので町も都も法令上取り壊す事ができないのだとか。

 下からのアングル。とても愛くるしいレトロなデザインです。

 裏の機械室。

 ほぼ真っ暗なので、足場には注意が必要です。

 大きなプーリーは迫力があります。

 はしごを登って上から駅のホームを撮影。

 これからもずっとこの地で、崩壊の時が来るまであり続けるんだろうな。

感想・まとめ

 念願の奥多摩湖ロープウェイに行ってきました。ロープウェイの車体の写真だけが有名ですが、裏手の機械室や駅自体の形や荒廃具合もどこをとっても素晴らしい廃墟でした。

 関東は廃墟好きの数が多いのか、いままで僕らの廃旅行は同業者に会う事ってめったになかったので、訪れる人の数が多くてさすがに戸惑いました…。

 今回訪れたのは「みとうさん駅」ですが、たしかネットの情報だと落書きがあったと思うのですが、綺麗さっぱり消えていてビックリしました。廃墟マニアに問います。廃墟に引き算はあり?


古都コトきょーとの管理人について
tamura
平成3年生まれ、京都に住むアウトドア好き。趣味は 登山/夜景/旅/スキー/キャンプ/Urbex など。Olympusユーザー。インコなど鳥が大好き。夜景山岳会所属。好奇心が強く、わくわくする所が好きです✨

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