古都コトイメージSmart
2019.08.26

蔦ノ病院 - 緑に覆われた神秘の廃病院

廃墟の情報

蔦ノ病院
廃墟病院

廢墟レポート vol.143:蔦ノ病院 Abandoned Ivy Hospital

こんにちはtamuraです!

今回やってきたのは病院の廃墟…。って何これ?という感じですが、この茂みの中に建物が隠されているのです。

夏場ですが、朝の涼しい空気が心地よく、くさむらのどこに隠れているのかチュンチュンと涼しい鳥の鳴き声が鳴り響いていました。

町外れの村の廃病院という感じで、ひっそりとたたずんでおります。

中に入ってみると、洋館のような可愛らしい建築でした。

大正期に建設された病棟という事で、ハイカラな大正ロマンの空間が広がっています。

受付?らしき所と、トイレ。

白と淡い緑というコントラストや、重厚なデザイン・色のの階段が大正らしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています。

記録処理室という部屋。

残念ながら、残留物がほぼなく、綺麗に整理されてしまっている模様。

ドアのデザインは今まであまり見たことのないものでしたが、これはこれで幾何学的で心地よいデザインです。

階段下の小部屋。

階段の窓は蔦に覆われていて、神秘的でした。

長い間放置されていたのでしょう。

我々だけが取り残された閉鎖空間…。

ギシ…ギシ…と鳴る木造の階段を上がると、椅子が置かれていました。

突拍子もなく置かれた椅子は、構図の為、またはポートレートの為に置かれたものか、いずれにせよこのピトレスクな配置はストーリー性を帯びています。

言葉にならない素敵な景色です。

天井の支えの部分でしょうか、円形にくりぬかれたラインがおしゃれですね。

ここが病院として使われていた頃の風景が見てみたいですね。

こちらは反対側。

枯れた蔦が窓を覆っています。

蔦がはがれかけていた。

窓が一面蔦の部屋。

人工物と自然が融合する空間は、廃墟に限らず美しいものです。ただ、廃墟に限っては状況からそこに人間が介在する余地はありません。

正直な話、家に帰ってこうして写真を触って第三者として、美しさを感じてる時が最も心が安らぐ瞬間です。

自分が存在すべきではない介入の余地の場所に行って感じる、背徳感や特別感など非日常的な体験を求めて、私たちはこういった場所に訪れるのかもしれません。

日常に対する不満や、居場所の無さから、こういった景色を幻想と捉え、本能的に居場所を求めているのでしょうか。

屋根が雨漏りして床が腐っていました。

ツンと鼻を突く木造建築独特のカビの香りと、天井からはがれた枯れた蔦が、アメリアのホラー映画に出てくるゴーストハウスのような雰囲気を醸し出していました。

こういうサイトでは、構図やレタッチなどを含め、工夫で美しさ(雰囲気の伝え方)を表現していますが、芸術性抜きにしてこの景色を"安心"するか否かは、意見の分かれる所かと思います。

こういう景色に安心する人は、ホラー映画で冷静に美しい瞬間というのを見るける事が出来る人で、緊張と緩和を楽しむホラー映画を冷静に見れるタイプなんじゃないかな~と思っています。

汚物処理室。

便器のようで便器ではない何かが置かれています。

何室か忘れましたが、角部屋は解放感があり、光が良く入り明るい雰囲気でした。

一面の窓と蔦!蔦!蔦!

再利用される事となったそうですが、老朽化の具合からか頓挫したのでしょうか。

月日は流れた今も、使われず残されていますが、着々と老朽化が進んでいます。

椅子以外の唯一の残留物。

あ、もう一つだけありました…。

なにがあったのかわかりませんが、柱に突き刺さった包丁が。

感想・まとめ

西洋文化と日本文化が融合する大正時代に作られた病院です。西洋風の内装と日本の木造建築が融合した建物が醸し出す独特な雰囲気は、まるで大正時代の雰囲気をそのまま表しているような雰囲気でした。

建築も魅力的ですが、窓を覆う蔦がら漏れる緑の木漏れ日がとても神秘的で、素敵な空間を演出していました。



古都コトきょーとの管理人について
tamura
平成3年生まれ、京都に住むアウトドア好き。趣味は 登山/夜景/旅/スキー/キャンプ/Urbex など。Olympusユーザー。インコなど鳥が大好き。夜景山岳会所属。好奇心が強く、わくわくする所が好きです✨

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