古都コトイメージSmart

2017.09.11

カニの恩返し?蟹満寺には境内のいたる所にカニが潜んでいる

レジャー概要

蟹満寺
京都府木津川市
大人500円
8:00~16:00



MAP:京都府木津川市山城町綺田浜36

カニの恩返し?蟹満寺には境内のいたる所にカニが潜んでいる

 カニカニしている寺「蟹満寺」にいってきました。

 が!僕としたことが大失態。お寺は有料で中に入れたみたいで、今回は境内だけ散策してきちゃいました。

 まったく人が居なくて、お寺の人もいなくてまさか他に見学できる所があるとは気づきませんでした…また来なきゃやな…。

 とはいえ無料の所だけでもカニは沢山見られます。

 この蟹満寺にはカニにまつわる伝説が残されています。其の名も「カニの恩返し」。鶴…じゃなくてカニなんですね。

 昔むかし、ある娘がカニを縛りあるく者と会いました。カニは縛られて泡をぶくぶくしていました。
 娘は悲しくなり「私の家には死んでしまった魚が沢山あるので、その魚と蟹を交換して下さい!」
 男はしばらく考えるとその蟹を娘に渡しました。「食べるなら魚のほうが良い、蟹はあんたが逃してやりなさい」
 娘はその蟹を田んぼに逃がすとカニはそそくさと逃げていきました。
 その頃、娘の父は田んぼでカエルを食べようとしている毒蛇を見つけました。「待ってやってくれ!そのカエルを逃してやってくれ、許してくれるなら娘をお前にやろう」。すると毒蛇はカエルを離して帰っていきました。父はなんてことを言ってしまったんだと思いましたが、すでに時遅し。家にかえるとご飯も食べすに打ちひしがれて部屋の奥に入ってしまいました。
 と、まぁそんなコトがあって、蛇は後から嫁取りにきたのですが、カニが娘を助ける為、その毒蛇をハサミで斬り殺したという話。

 お賽銭箱にもカニ

 香炉にもカニ

 よく分からない雨水たまる瓶にもカニ

 燈籠にもカニカニカニ

 頭貫にもカニ

 そして瓦にもカニ!

 何かの花とカニをまぜたデザインですね。

 近くには蟹印カフェというものがあり、このあたりではとても有名なお寺のようです。土日のみの営業だそうです。

感想・まとめ

 木津川市の田舎町にひっそりと佇む蟹満寺にはカニ伝説が残っており、境内にはカニをかたどった様々なものが置いてあります。見つけたものは写真をとりましたが、まだまだあると思うので、行ったらぜひ境内に潜むカニを探して見て下さい。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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