まぼろし博覧会 – カオスを極めたキモ可愛い?夢のパラダイス
レジャー概要
最強の珍スポット「まぼろし博覧会」に行ってきた!!!
こんにちは珍スポットハンターのtamuraです。
伊豆旅のメインの一つ「まぼろし博覧会」にやってきました。日本最強の珍スポットと名高いこの施設ですが、最初は日本最大と言われてもねぇ…と思って行ってみたら、たぶんこれ日本最大。
念願かなってやってくると、マスコットキャラクターのセーラちゃんが挨拶に来てくれて、名刺を下さいました。
せっかくなので写真撮影させてほしいとお願いすると快諾して下さり、なんとセクシーなポーズまで笑
というかセーラちゃん本物を見たらゴリゴリ筋肉質!!でもそれもかわいい!
ちなみにセーラちゃんはここの館長さんで、ここと合わせて「ねこの博物館」「怪しい少年少女博物館」を束ねる社長さんでもあります。
ちょっと前に流行った女子高生社長みたいな、そんな感じで思っておいたらいいのかな?なんたって「まぼろし」やからね!
いったいここは何なのか?それは説明しようとしても難しいので、実際に行って身に染みてこの混沌とした世界観を体感してください。「可愛さ、怖さ、不気味さ、不思議さ、懐かしさ」を斜め横視点で展示していて、たぶんしっかり巡ろうと思ったら平気で数時間かかります。
さて、中に入っていくわけですが、この緊張感とわくわく感と0.01割の恥ずかしさ。珍スポめぐりで味わうこの感じ。ああたまらない。
ちなみにこの記事、90枚近く掲載しますが、それはもう仕方がない。僕だって写真減らして努力したんですが、これ以上減らすのは無理。
もうすぐ5Gが上陸するだろうからいいよね!90枚がっつり紹介していきます。それでは夜露死苦~
さっそく様々な人形たちがお出迎えしてくれましたよ。鬼より女の子のほうが怖い!
地元では子供が悪い事をしたら「まぼろしに連れていくよ!」と言い、躾けるそうですが、いいじゃないですかまぼろし。いい事したらまぼろし連れていってあげて下さいよ。子供のうちに感性を養う良いチャンスだと真剣に思います。
館内は非常に複雑でカオスな空間です。ノスタルジックでデカダンスな空間に圧倒される事でしょう、猟奇的な何かを見出すかもしれません笑
〇玉丸出しの金太郎や、セーラー服ゴリラ(美少女神社)、アンポンタン神社(へんな男の子の絵)は、昔読んでた日常系漫画に出てくる主人公に酷似してるんだけど、漫画の名前がどうしても出てこず。。。なつかしいなぁ、なんだったかな~気になります。
社長が…いやセーラちゃんが本業としてやっている出版社の株式会社データハウスが出した本の数々が販売されていました。
謎な本を多く出版している事でも知られ、東大理Ⅲの合格のための本や、ダークウェブの教科書、ねこ会話入門、ハッカーの学校、大阪弁法華経などなど、不思議な本が並ぶ。
ひときわ大事に飾られていたセーラちゃん人形。
「密林にたたずむ大仏と世界古代文明遺跡」エリア
植物園を改装したエリアですね。元々まぼろし博覧会は廃業した植物園を買い付けて改装した施設なので、大きなハウスが残されていて、その中が遺跡エリアになっています。
北海道の刈田神社のはっぴを来たひょっとこみたいな男性。
まぼろし博覧会のシンボルといえばこの聖徳太子像。
高さは11.5mあり、聖徳太子像の中では世界最大の大きさだという。
巨大な風神雷神増もあった。
宇宙人のミイラエリア。
粘土みたいな質感ですが、たぶん本物!!きっと!
なぁ~んか腹立つ顔してるんよなぁ。
遺跡とは関係なさそうな女性たちが並んでいましたが、古代文明を生きた女性たちの像だそうですW
古代中国人の女性だったかな?白黒にしたら本物の女性っぽくなった。
説明看板みた気がするけど、どこの人か忘れた…。
服のサイズ合ってます?
ヤクシャと呼ばれる創作の獣人だそうです。説明書きによると指がチャームポイントだそうです。真ん中の子、腕あらへんけど。
たしかサイみたいな怪獣みたいなのに乗っていた女の子w
チャイルドプレイのチャッキーみたいな、アナベルみたいな、というかホラー映画の人形より怖いかも。
2016年のセーラちゃんビキニ!2016年にはこんなセクシーなビキニを着てたのか!くそー三年遅かったZE。
「昭和の時代を通り抜け」エリア
続いては「昭和の時代を通り抜け」エリア。昭和~平成までの身近だったものが展示されてあります。
足元を見るといかにも肩が凝ってそうな、肩こり地蔵さんが鎮座していました。
昭和の女性をイメージした人形でしょうか。
こちらも昭和の女性たち。人形なのに化粧まで昭和っぽくしてますね。
このちょけた感じたまりませんね。色気があるようで全くない!
モンローさんが出現!
これは昭和といっても戦争時代とかですかね!
日本各地のストリップ劇場のポスターエリア。
電柱に照らされる女性。よくわからないけど映画にありそうな風景だったので撮影した。
昭和の銭湯エリア?お風呂が普及する前は公衆浴場が栄えていました。
昭和のパチンコでしょうか?
変態仮面参上!(ごめんなさい世代的に元ネタがわかりません)
あったあったこんなタンス。子供部屋のタンスどっかから貰ってきたんでしょうかね。
平成のゲームコーナー。懐かしい~
ぼくはスーファミから遊んでましたね。最近、家にミニスーパーファミコンがやってきたので、久々にドンキーコングとかマリカやったら割とはまりました。
昭和のゲームセンターコーナー。同行者の権蔵さんが、これやってみたいと座ってみた所、実際にお金を入れないと動かない事に気づき若干不機嫌になった写真。
「悪酔い横丁」エリア
まぼろし博覧会の看板。ここからはよくわからない世界観に入っていく…。
ここらも植物園の跡地を利用したものみたいですね。
ハウスの中になぜかペンギンたちが。真逆のものを展示するという発想。
実際は姉妹店の「怪しい少年少女博物館」の前身であるペンギン博物館のものだろうと思います。
これが本当のなめ猫。たてついたらボコられる所か、呪い殺されそう。何もしてないのにダブルで中指たてられた始末。
ひみつの【秘密基地】
頭が頭痛するみたいな感じですが、よほど秘密なんでしょう。
改造人間の部品置き場。トイストーリーのシドの家みたい。
ミイラの制作室。
ご霊前…。
ハリネズミ。これに関してはマジで本物か作り物か分からなかった。
「ハッカー寺小屋」
DJの部屋かと思った。
テーマが分からないけど、カオスな感じ好き。
お多福の森。
ひょっとこの森で抱き合う女性たち。
森の女神様。
この秘密基地…もはやアートですやん。
「村崎百郎館 未確認生物博覧会」エリア
ここは時空の歪んだ電波世界。
はたして村崎百郎(むらさき ひゃくろう)とは誰なのか?電波系という言葉を耳にした事があると思いますが、それを定着させた鬼畜系のパイオニア的存在で、1995年より「すかしきった日本の文化を下品のどん底に叩き落す」為に犯罪、卑怯、恐怖、奇妙、悲劇、グロ、エロなど、いわゆる悪趣味なアンダーグラウンドなカルチャーを浸透させた方です。
現在は何してるのかというと、すでに亡くなられており、なんと2010年にファンの男性に体を数十か所刺されて殺害されてしまうんですね。
亡くなられた後は、家で奥さんが心霊現象を何度も体験したそうで、七回忌の時に、村崎百郎が所有していたパソコンを開いた所、本人の目のような模様が浮かび上がったなど数々の逸話があります。
あなたもここに訪れれば、何か不思議な体験ができるかもしれません…。
ERIMOという人の作品らしい。独特な世界観があって面白い。
鬼畜の人形…。
黒魔術の館。
CTスキャンの胸部レントゲン。
パンフレットや雑誌などよくわからないエリア。
古いマッキントッシュが動いてる!と思ったら、中華製のパッドが埋め込まれていたw
誰か分からないが履歴書が張られていた…。
未確認生物博覧会エリア。不気味でリアルで神秘的な人の念が漂う世界観が広がっています。
「シャーロット・リン」
創作人形作家の林 美登利さんによる作品だという。有名な吉田良さんのお弟子さん。
新しい命である新生児の可愛らしいという概念から逸脱し、鎖につるされゆらゆらと揺らめくこの人形にはリアルさと神秘性だけが残っている。赤ん坊とは悪魔である。
「Moroch」
骨董市などに携わる田村秋彦さんの作品。
「暗黒星雲」
土谷寛枇さんの作品。この方も吉田良さんのお弟子さん。
「舞首」愛実さん作。
吊るされる首たちの目は、何かを訴えかけるような感じ。生物と無機物の境目に存在し念が籠っているように感じます。
「メデューサ」
暗い世界観を表現する作品の多い愛実さんですが、この作品は光を目指して飛んで行くような明るさも感じられます。いきいきとした表情と魂の籠った瞳。幻想とリアルさがあります。
「オギ」
腐った宇宙人のような姿をしたオギ。まさに未確認生命体。
なんか日本各地のお店のレシートとか、パンフレットとか…。これは展示してあるのか、客が勝手に入れているものも明らかにあったけど、そういうの含めて展示品なのかな。
「メルヘンハウス」エリア
女性たちだけのまぼろしの島。
良い島ですね、僕も飛び込みたい
それをやらしい目で眺める殿様。
お、メルヘンハウスだって!さっきの怖い雰囲気から立ち直らせる為に作ったかのような急劇なイメージチェンジ。
キラキラした女の子の部屋みたい。あ、セーラちゃんの住んでる家なんだねきっと!
なんだか神秘的なセーラちゃん人形。
なんかネットで見たことある顔だけど、なんだろう。
セーラちゃんのお母さん(違うと思うけどw)。
「魔界神社祭礼の夕べ」エリア
胎児の成長模型。同じ顔が並んでいて不気味な感じ。
なにやら三重の秘宝館などから買い取ってきた品々も展示しているようです。
アフリカのアルタン族は、女性が14~15歳になると何々を切開除去して成人になった事を認める儀式。の。人形。
これは有名ですね。出血や痛みで死ぬ人もいるのだというから恐ろしい。
マッコウクジラの珍品!
成熟した雄のペニスの長さは1mを軽く超えるほどのデカ〇ンになるのだとか。
海で泳いでいてたまたまマッコウクジラとすれ違った時、マッコウさんが勃〇起してはって運悪くぶつかったら軽く殺されそうですね。
人体模型エリア
だんだんと恐怖エリアになってきました。
地獄の道化師の首狩りコレクション。
田舎の廃寺みたいなプチお化け屋敷。
目隠しをした少女
とある謎医院の謎女医。
家に帰って写真を見たら、女医がしっかりカメラ目線で恐怖でしたw
何を研究しているのかな~?
整然と並ぶ新生児。取り違え事件なんかしったこっちゃないのだろう。
遊郭の女性でしょうか。人形なのに妙な色気がありますね。リアル!
おっと!失礼、お楽しみの途中撮影していまいました。男の顔腹立つけど。
顔ははめ看板。割と雑だし、男になった人形のナニがマッコウクジラの珍品の形に似てる。
感想・まとめ
ようやくずっと行きたかったまぼろし博覧会に来れて大満足でした。1200円は高いかな?と思ったのですが、中を見て出てくる頃には寄付したかったくらいでした。
ちなみに後から知ったのですが、公式サイトにクーポンがありそれを見せると100円引きになるので、気になってる人はぜひクーポンを使って行ってみて下さい!レトロな雰囲気や暗いイメージな芸術好きな人に本当におすすめです。
各エリアがそれぞれすべて面白い所でした。現実や幻想、ホラー、ニューカルチャーの出来る限りを詰め込んだ、まさにまぼろしの世界。
見る人の中にはきっとガラクタだろうと言う人もいるかもしれませんが、見る人が見れば相当お金がかかっている事が分かります。コレクターの世界観ですね。たぶんセーラちゃんめっちゃオタクだと思うw
訳わからないんだけど、訳わからないとか片づけるのではなく、1200円払うのですから色んな視点から展示物を見て楽しんでみると、きっと新しい世界が見えてくるかも!