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2013.11.19

愛宕山鉄道の廃線ルートから愛宕山・地蔵山

愛宕山鉄道の山頂駅

レジャー概要

丹波山地 愛宕山
標高 947m
無積雪期・ピークハント
天気 晴れ・曇り
コースタイム(CT)

9:45
清滝
9:53
1号トンネル
10:03
3号トンネル
10:31
5号トンネル
11:37
愛宕鉄道山頂駅廃墟
13:08
表山道31丁目
13:34
愛宕神社
14:52
地蔵山
15:44
愛宕山三角点
16:24
水尾別れ休憩所
17:29
清滝

時間:8時間
歩行距離:13.2km
標高差:868m


メンバー

四季さん
tamura





Map Click!

廃線を辿り戦前の栄華を感じる

9:45
清滝
9:53
1号トンネル
9:58
2号トンネル
10:03
3号トンネル
10:21
4号トンネル
10:31
5号トンネル
11:15
6号トンネル
11:37
愛宕鉄道山頂駅廃墟
13:08
表山道31丁目
13:34
愛宕神社
14:39
地蔵山手前反射板
14:52
地蔵山
15:44
愛宕山三角点
16:24
水尾別れ休憩所
17:29
清滝

急きょ連絡を取って長浜の四季さんと愛宕山を登る事になりました。

表参道は何度か登っているので初の廃線ルートで登ってみる事に。廃線とは戦前に愛宕山鉄道の清滝川駅から愛宕駅まで運営していたケーブルカー(鋼索鉄道)の事で、戦時中1944年2月に不要不急線として路線を撤去された跡地を登るルートが今回の愛宕廃線ルートです。

トンネル崩壊個所などの危険はありますので行く方は完全自己責任となります。

山頂駅の廃墟でくつろぎ、一等三角点の地蔵山を踏んで5時前に下れそうなら月輪寺で、それより遅れたら表山道で下山というプランニング。

前日の天気予報では本日の天気は曇り。やったのにも関わらず快晴の登山日和となってくれました。
フェンスを越え進んでいきます。侵入禁止と書かれていますが禁止というより自己責任という感じなのだという。
さて!一つ目のトンネルへやってきました。
トンネルの中は歩きやすい。外は肌寒いのでトンネルは風がないのでいい感じ。
ひたすらこういう坂が続いていきます。
3号トンネルは内部崩壊の為通行不可です。右から巻いてトンネルのむこうへいきます。
しんどいんですけど、雰囲気がよく楽しく登れます。
ここが2つのロープウェイの離合地点となっていたようです。
5号トンネルも崩壊で通行不可。左にテープがある為、左から巻こうと試みるが道が悪いので少し進んで引き戻る。このトンネルも右から巻いて越えました。おそらくどっちから行っても行けるんだと思われますが右の方が進みやすい。
右から巻こうと試みるとこんなキッツい坂がありますが、左よりマシ。ロープがありますがロープに沿って進んでいきます。この先の分岐は直進したくなりますが左へ進みます。
林道に出ます。が、林道は歩かず渡って直進して登山道を進んでいきます。
トンネルの出口に出ました。
もう紅葉なんてどこにもありません…。
名物の空中散歩ができる部分。
進むと右手に展望が。比叡山や高雄山などが一望できます。
なんでこんな所にテープやねん!このだるーい坂を越えると山頂駅廃墟がまってます。
うおおおお!!!!これが見たかった!念願の愛宕鉄道山頂駅廃墟です。
とりあえず内部1F見学。意外としっかりしてる!
1Fを出ると正面に出ます。う~~~ん。夏の葉が生い茂る廃墟もいいけど…このグラデーションの紅葉に包まれる山頂駅も素晴らしい。しかも快晴!素晴らしい。来てよかった…。(←管理人はかなりの廃墟マニア)。老朽化が酷いですが、まだまだ人間が中に入っても大丈夫な感じでした。
寒いのでダウンなどを着て防寒し、コーヒーを飲んでまずは温まる。うまい…コーヒー最高!!
最後に食事とった後に地下見学。見学終了。廃墟について気になる方はサイトの廃墟ページへ!
一通り楽しんだので(というか1時間半って居すぎ)、表山道に出て地蔵山を目指します。
やっと表山道です。現在地をみると31丁目との事。清滝~山頂駅は清滝~31丁目に相当するそうです。なんて歩きやすい道なんだ!道路やん道路!
一つ目の山門をくぐります。
30分ほどでだだっぴろいお寺手前の広場に到着。人が多い・・・
四季さんの家が燃えないように神社もお参りしてから行くことにしました。長い階段を上ります。
愛宕神社到着。愛宕山の山頂部です。
地蔵山に行く前に愛宕山一番の展望スポットを案内しました。この分岐は月の輪寺と首なし地蔵・地蔵山などの分岐なのですが、右側の月輪寺方面へ降りていきます。
分岐点に戻り地蔵山方面に向かうとまたすぐに分岐があります。ここは左。
竜が岳の分岐点を越えてすぐ旧愛宕スキー場跡の看板があります。ここをスキー場方面へ進みます。
スキー場をスルーして進むとだだっぴろい道などを進んでいきます。廃線前にはスキー場があったりリゾート施設が色々あったが、現在は全て撤去され自然に戻っている。
途中にある展望台からは愛宕山などが見えていました。
地蔵山手前のピークにある反射板です。展望はありません。
日本昔話にでも出てきそうな形をしている地蔵山。紅葉は散ってしまってます。

最後の急登を登りきるとやっと地蔵山山頂(947.5m)です。京都府では鎌倉山に次いで第5位の標高を持つ山です。一等三角点の置かれる山で、京都府内にある8つの一等三角点の中では最高峰です。

愛宕山は信仰の山として毎日数多くの人が登っていますが、鎌倉山・竜が岳まで来ると人に会う事はほとんどありません。そもそも京都市内からは愛宕山に隠れて見えないのであまり知られていないという事もあります。

しかし僕の中では愛宕山系愛宕三山の中での主役はこちらでした。竜が岳も行きたかったのですが廃墟・廃線でのんびりしすぎたのでタイムアウト。次回の楽しみとしておきます。

ポーズはケルン頂上にいらっしゃるミニミニ大仏様のポーズを真似てみました!

そして行きしに見逃した愛宕山三角点を帰りにみつけたのでいきます。写真の三角点方面に進みきっつい坂を上ります。
愛宕山(890.5m)初登頂(愛宕山自体は登ったことあったけど三角点は初めて。)
さて、境内に戻った頃には誰もおらず。。。日没も近づいているので下ります。
水尾の別れで水分補給。歩いてるとちょうどいい気温もとまると寒い。温度計を見ると-2度でした。
ひたすら階段を降りるので楽です。
下山前に日没になってしまったので、ヘッドライトをつけて下山しました。何より廃墟が頭を離れない登山となりました。満足満足。

感想・まとめ

愛宕山は何度も登った事があったが、趣味として本格的に登山をするようになってこの廃線ルートを知りました。

元々廃線とか廃墟の趣味もあったのでこれは行きたい!と長浜の知り合いを誘い登ってきました。ひたすら階段状の線路跡を上っていきますが、所々トンネルが崩壊しているのでトンネルを巻かなければならない。一応テープは張ってあるが急で迷う可能性のあるルートでもあるので地図を読める方でないとお勧めしません。

廃線や愛宕山~地蔵岳までは人がいなかったので静かな山行となりました。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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