大絶景の富士山!須走ルート-お鉢巡り
レジャー概要
メンバー
富士山は見る山?いや一度登ってみて!
日本一高い山「富士山」へ登るため静岡にやってきました。
富士山は人が多くて登る山じゃない!とかミーハーが登る山などと言われていますが、やはり山登りを趣味としている以上、一度は行ってみたい。
立ちたいじゃないですか!日本の頂点に!
という事で、今回は静岡の夜景仲間である権蔵さんと登ってまいりました。
肝心のルートについて有名なルートは4つあり、そのうち人の少なく標高差がある為、ちょっとだけしんどい須走ルートを選びました。
マイカー規制について、富士山須走口五合目に至る「ふじあざみライン」は毎年山開き(7月始)~閉山(九月頭)までの大部分がマイカーの規制がかかります(タクシーは通行可能)。
規制中は須走ICすぐ横にある特設駐車場(1000円)に駐車し、駐車場横にある須走多目的広場よりふじあざみライン・シャトルバスに乗車する事になります。
バスは5時始発の、夜は22時まで30分感覚で運行しており、多少の予定CTのズレは対応できます。乗車券は往復1600円で現地で購入可能です。
多目的広場には自販機(通常料金)やトイレ(無料)の設備があります。
そしてバスは揺られる事数十分、バスを降りれはそこはもう1960m。
麓では曇っていたのですが、一気に標高が上がりここからは一面の雲海が広がります。
高地順応の為、30分ほど休憩してからスタートする事にします。
登山口登ってすぐにある古御山神社があります。
天気がとても良くて、素晴らしい景色が見れて、感動して無事帰ってこれるように♪
神社を超えると白樺林を歩く。
キャンプ好きの人間なら分かるとおもいますが、白樺をみると無性に皮を剥がしたくなるんですよね~。
やっとの思いで六合目到着。
最初の山小屋「長田山荘」があります。さっそくですが飲み物が高い!高すぎるよ~!
空はもう雲がはるか下へ。
雲がこちらへ迫ってくるかのような迫力があります。
本六合目。
この富士山は「6号」があれば「本6号」というのがあります。
聞きなれませんが、1号が2個あるという感じでそれぞれ20~60分間隔で山頂まで山小屋があります。
富士山、須走口は標高差1800mあるにも関わらずほぼ息切れしません。
一定の坂が続き、大股で歩くようなところもなく、休憩をこまめに取ればさほどきつくありません。
同行者の静岡夜景NightWalkの管理者・権蔵さん。
去年は南プスの北岳・間ノ岳、中アの木曽駒をご一緒させて頂きました。
元々は夜景繋がり(当サイトは夜景サイト)やったのですが、今ではすっかり山仲間、廃友となりました。
7合目、太陽館。
初めてトイレを利用する。200円はしゃーない!こればかりはしっかり払う。
トイレは吃驚する事に洋式で、トイレ臭さもおもったほどではありませんでした。
本七到着。ここの標高は3200m。
日本で二番目に高い山、南アルプスの北岳は標高が3193mなので、ここの時点で既に北岳より高い。
北岳に立った時はこれ以上1mmも上へ向かいたくないと思ったものですが、この富士山は1mmどころかまだまだはるか上があります。
本八合目から吉田ルートと合流。一気に人が増えます。
須走ではあまり見かけなかった外人が目立ちます。
とはいえ、行列というほどではなく、むしろ北岳へ行ったときよりも人が少なかったです。時間帯のせいでしょうか。
やっときたご来光館!3450m地点です。
3450mで寝るなんて人生で一番高い!
とりあえずチェックイン。素泊まりで6500円。
1列だけで12人くらい寝ろと言われ、普通に寝れば隣の人と当たるし、気も使う寝返りも打てず枕も固いし布団は暑すぎて体温調節できない。
富士山で布団で寝れるだけありがたいのかなと思いつつも、結局ぐっすりとは寝れませんでした。
チェックインを済ませ、1時間ほど休憩した後、再び外へ出て富士山頂を目指します。
この一番人が少ない時間帯にお鉢巡りをしてしまいます。
須走吉田の富士山頂に到着です。
やった~~~!!!!めちゃうれしい。
ここが3706m地点らしい。
富士山最高峰は剣が峰の3776mなので日本最高峰まではまだ70mあります。お鉢巡りの際に剣が峰は踏みます。
ここからは富士のお鉢巡りをします。
今回は時計回りでいきます。普通に歩いて1時間30分ほどで一周できます。
僕らは写真撮りまくっていたので2時間10分ほどかけてのんびり周りました。
そしてお鉢(大内院)がこれ。
なんじゃこりゃ~!写真ではなかなか迫力が伝わりにくいですが、これがかの富士山噴火部である大内院と呼ばれる窪みです。
最低部の標高は3538.7mで、深さはなんと237m、直径は780mという巨大なものです。
さぁ、日本最高点である剣が峰へ向かいます。
最後のこの傾斜(馬の背)はなかなかキツイ。これが嫌で反時計周りする人もいるらしく、とても傾斜があり滑りやすいので注意して登ります。
そして日本最高点頂き!!!!
さぁ皆さま、私は今、日本の頂点に立っております!!
いや~見どころも沢山やったし普通に富士山楽しい!
この山頂を…去年の秋、滋賀県の鈴鹿山脈(雨乞岳)から見たんやなぁと思うと不思議です。
オリンパスブルーの本領発揮!
日本アルプス方面は一つたりとも山は見えませんでした。
雲海で世界中おおわれてるかのような錯覚します。
雲の立体感がたまらない!
やはり3000付近の山との最大の違いは圧倒的な高さ、高度感です。
雲をはるか下に臨み空にいるんではなく天空にいるという感覚を味あわせてくれます。
海外の4000以上の山に登った人は日本の山にはない感覚という表現をよくするそうですが、いつかこの山を越える山に行ってみたいです。
山頂を満喫し、八合五勺のご来光館へ戻ってきました。
こうやって見ると雲上の楽園ですね。外でバーナーでご飯を作って食べ、既に一日以上寝てないのですぐ布団へGOしました。
夜中、山小屋環境で強烈に眠気があるにも関わらずほとんど寝れなかったので、皆が富士山頂へと向かい始める1時ころに支度をし下山する事に。
僕が高山病?(山頂では一切問題なかったがご来光館で一晩過ごし体調が悪くなった)で早めに標高を下げる事に。
御殿場の夜景が見えていたが撮影する時には雲がかかってしまった。
雲海へ吸い込まれていくような気分。
須走下山ルートでさっくさっく下山します。走っても足が痛くないのでタップダンスのような動きでどんどん下がっていきます。
ここからもうすぐかと思ったら…。ここから40分!?五合目から40分もかかるような所を五合目言うたあかんやろー。須走ルートと合流。ここからは行きと同じ道を下るだけ。
最後に富士山にお別れの挨拶して、そそくさと帰っていきましたとさ。
感想・まとめ
初めて富士山を登るにあたって、高山病だけは怖かったので荷物少なめて休憩をこまめにとりつつ向かいました。
最終的に山頂へ向かった時は高山病の症状は一切なしで山頂までほぼ息切れなしで体力的にも精神的にもかなり余裕を持って山頂に立つ事ができました。
しかしそこから8合目に下った際に若干頭がぼわーんとしたのでご飯を食べてすぐ寝ました。3時間ほど横になった後、ふと気づくと体が熱い!完全に熱が出ていて意識も朦朧としはじめました(風邪ひいて熱が出た時と全く同じ症状)
これ以上いても良くならないと判断し準備し1時半から2時あたりに下山を開始。8号目付近で胃に違和感を感じたので口に指入れて携帯トイレに嘔吐しました。するとたちまち気分もすっかり良くなって須走もこんな須走る人いるかねというほど須走って帰りました。
標高は関係ないあたりただの食あたり?かもしれませんが気を付けたいと思います。
富士山登った感想は、まず天気が味方してくれたお陰で最高の山歩きになりました。
雲海、お鉢、陰富士、日の出
は最大の見どころでしょう。みたいものが全て見れて、なおかつタイミングの良い時にそれを見ることができたので感動の嵐でした。
登山ルートは人の少ない須走口を選んだので重体もなくすんなり登ることができました。夜になるとご来光を見るために多くの人でごった返す為、夕方前に山頂へ行ったので人も少なくノンビリと散策する事ができました。
あれだけ山屋にぼろくそ言われる富士山も状況と天気次第で魅力だらけの素晴らしい山なんやなぁと感動しました。
山にも色々なジャンルが富士山は高度感や山頂の大内院などといった特徴のある景色、これだけ見るだけでも楽しめると思います。
ただ高さ日本一だけではなく、景色も迫力も日本を代表するにふさわしい名峰でした。