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2014.06.14

白馬岳 – 大雪渓をスキーで大滑降!猿倉から山頂ピストン

白馬岳の大雪渓

レジャー概要

北アルプス 白馬岳
標高 2932m
積雪期・BCスキー
天気 雨・晴れ
コースタイム(CT)

4:14
猿倉駐車場
5:17
白馬尻
9:37
岩室付近
11:15
頂上宿舎
‏‎12:40
白馬山荘
13:03
白馬岳
13:38
頂上宿舎
15:05
岩室
16:31
白馬尻
17:00
猿倉駐車場

時間:13時間
歩行距離:13km
標高差:1703m


メンバー

tamura





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白馬大雪渓をスキーで大滑降!

朝の4時に猿倉を出発し白馬大雪渓のルートでスキーを担ぎ白馬岳を目指す。

前乗りして長野までやってきて湖のキャンプ場で一発。朝起きて出発した際は天気は雨。最悪のコンディション。

天気が崩れたら山は登らないのが基本だが、事前に天気予報雲の流れ、気圧配置などは調べており弱雨から快晴まで回復する予想やったので、GPSを見ながら慎重に登る事に。

大人気ルートだというのにあまり整備は進んでいない。
きたーーー!白馬尻です。ただ雨が小雨から大雨に。
かなりガスってて雨降ってますがついに大雪渓に乗っていきます。

ちょっと晴れてこんな景色が見えると思ったらすぐにまたガスって真っ白と大雨。

それがほぼ5時間半。5時間半ひたすら雨に打たれながらあの急登は心折れます…。

ガスで10m先ぐらいしか見えずGPSを頼りに進んでいたが、携帯の電池が切れ違う谷に上がってしまった時撮影した写真。

もう一つGPS機をだした時ルート修正の為尾根を越えようとしたが、涼さんの判断でそのままその雪のない尾根を上がって行く。それが大正解。

下りの時みたら大雪渓~岩室間の一番坂のきつい斜面を危険がほぼなく簡単に登れる抜け穴ルートでした。

岩室のトップまで上がってこれて、そこから北にトラバースして緩やかな斜面に出るコースを選ぶ。

この時点で雨は次第に止みましたが、ほしたら次は突風。

天気の移り変わりの時のかなりきつい突風で、思いっきり体を固定しても体をグイッともっていかれるほどで、後あと聞いたら僕らが尾根で楽々登ったあの横の雪渓最大の急斜面終わり辺りで今日一人滑落者が出ました。

最後の思いっきりキツイ突風が終わった頃、青空がバッと広がる。

つい数分前まではガスで一帯が見えなかったのでこんな所まできて初めて今日こんな所登ってきたんや!って知りました。

即座に頂上宿舎に入り、雨で濡れて突風で冷え込んだ体を温める。ここは天国なのか?!

40分ほど休憩し、天気を見てようやむ山頂に向かう。

写真は尾根にでた時見えた旭岳。

白馬小屋まで見えているのに地味に遠い。
杓子岳とか鑓ヶ岳方面も雲がはけてきました。
白馬小屋。奥に見えてる尖がってる所が山頂部分です。もう少し!テンションマックス!
立山連邦の頭が見えそうで見えない!
ギエエェエエ!なんなんだこの谷は!!
僕らが登ってきてこれからスキーで滑降する大雪渓の谷が見えています。
白馬岳が目の前に!
青空と銅像と白馬
清水岳・猫又山のほうもガスがはけてきました。

そしてついに白馬岳山頂!

標高差1700mの雪道ほんましんどかった…!!!

山頂のモニュメント

あっこを今から滑るのか~…。
谷が深すぎる!
有名な白馬の尾根。
頂上宿舎に戻り、うどん(600円/値段変動あり)を注文。
なんぼ金出した高級料理よりもこの一杯には勝らない!うまいッ!!

ここからはスキーで下山!

さっきまでの突風で滑落者も出たので山頂宿舎から少し下った所で風の様子を伺い板をはく。もう風は穏やかで空も青い。

ごく一部ですが、ホテル内で撮影した動画です。動画で少しはムードを味わって頂けたらと思います。

動画の坂。めっちゃ爽快!雪質がこの時期なのにかなり良くてグリップも比較的きくので思った滑りができました。
岩室のすぐ上の景色。ここでヘリの音が…。

写真ではちょっと遠くに見えますが、ほんま僕の真ん前でホバリングし始めました。

白馬は山スキーのメッカなので悪い事してる訳でもなんでもないですが、あれもしかしてこれ怒られるの!?と思ったら…。

ほしたらヘリの隊員?がつーっとロープで尾根の所に。あれ、滑落者や!!!そうです。目の前に滑落者が頭から大量に血を流し倒れていました…。

気分取り直して残り滑りましょう!めっちゃええ坂!
岩の感じとかやっぱり高峰に来たんやなぁという感じ。
ぱっと後ろを振り返ると大雪渓がいっちゃん良く見えた所でした。これを登ったんだもんなぁ…。滑ったんだもんなぁ…。そら楽しいわけやw
アルプスの水の広告に使われてそうな景色。さよなら北アルプス!最高の一日を有難う!

感想・まとめ

万年雪の大雪渓、夏でも涼しく登山できる有名なルートですが、それを滑ってやろうという事で重いスキーを担いで雨の中頑張って上りました。

天気も山頂付近からは回復し、春先の雪の残ったアルプスの展望も楽しめました。やはりあの稜線から見下ろす白馬の谷はすごい迫力です。

スキーはさすがの標高差もあり滑りごたえがありました。ぼちぼち下るのにも時間がかかってしまい、最後はヘトヘトでしたが最高の一日でした。

山頂直下の小屋で食べたあのうどんは生涯、忘れることはないでしょう笑

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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