常念岳 – 北アルプス主稜を一望の大絶景!一の沢からピストン
レジャー概要
メンバー
常念はアルプス、いや日本の高山すべての望む大絶景!
今回やってきたのは北アルプス常念山脈の主峰、常念岳です。
日本百名山に選ばれており、ピラミダルな山容が特徴的で一目で見分けがつく安曇野のシンボルのような山です。
山頂からは槍ヶ岳・穂高連峰を始めとした飛騨山脈、御獄山、中央アルプス、北アルプス、白山、八ヶ岳、甲武信ヶ岳、浅間山、頚城山脈などといった日本の高山を一望できます。
特に槍ヶ岳・穂高などといった3100m級の迫力ある山々を間近で眺められる事から展望の山として人気です。
今回は一の沢からピストンします。
北アで展望を求めるなら朝という事で、日帰りできる山ですが小屋のテント場で一泊の予定です。登山口で登山カードを書いてさぁ出発します。
王滝ベンチ。
ちゃんとしたベンチがある訳ではないですが、沢沿いで涼しく休憩できます。
暑かったので沢に手を入れたり顔を洗ったりしてスッキリです。
空は残念ながらガスがキツイ模様。
常念山頂もここから見えるハズなのですが全くもって見えません。山頂でガスってたら嫌やなぁ。
笠原を超えるとすぐ胸突八丁。
ここから高巻きして最終水場へ向かいます。ここから傾斜がきつくなってくるので大きく休憩します。
標高をどんどん上げ、紅葉も目立ってきました。
相変わらずガスはしゃーないか…。
第三ベンチ。ベンチは第一~第三まであります。
200~300m区切りで設置されておりちょうどよく休憩できます。
ほとんど疲れを感じる事なくここまでこれるようになっており、一の沢コースを作った人最強やろとまで思いました。
晴れとったぁぁぁぁああああああ!!!!!
見えてるのは横通岳!大天井岳へ向かう稜線です。
そしてしばらくしたらメインの常念も雲の中から顔を出しました。でけぇ!
一発目の感想はでかい!目の前に見えてるピークのさらに奥に常念岳山頂があります。
そしてメインの槍も見ることができました!
間近で見る槍はカッコいい!ほかの山と違ってやはり目を引く山容であります。
逆光ですが、明日期待したいとおもいます。
700円を払い、テントを張ります。
今夜の宿はこちら!
テントの準備が終わったらとりあえず宴会前の一服。
ひでぶ~さんがもってきてくれたコーヒーをドリップします。うまい。
小屋前にあるベンチで宴を開始します。
ひでぶ~さんがビール500×6、350×2を持って上がってくれたので安上がりで酒が飲めました。ひでぶ~さんありがとうございますmm
かんぱ~~~~~い!!これがたまらんッ!
ほんまやったらビール飲んで山のぼってしまうと体調崩すのであまり飲みたくなかったので、さらっと1本ゆっくり飲んで終わりにしようかなと考えていたのですが、うますぎて2本目も開けてしまって、その後寒かったのでテントで飲み直しをしたんですが、涼さんが持ってあがってきた焼酎までたらふくご馳走になってしまいました。
飲み足りないのが残念でしたが、あまり遅くまで話していると周囲の方々に迷惑になるので早めのお開きとなりました。
夜中、12時頃に目が覚めたのでもしかしたら…と空をみると、星空・天の川が広がっていました。さすが空気が違うのできれいに星が見えます。いや~これも一泊登山の醍醐味ですね!
枕を一歩テントの外に出して空を眺めているとどこからともなく流れ星がヒュンヒュン飛んでいる。
特に関西に住んでる僕らは例え田舎に行こうどこ行っても都市部の明かりが届いて空が明るく、天の川なんてそうそう見れるもんではないので感動です。
天の川を撮影。
星ってこんなに密集して見えるとなんか怖い気がします。改めて銀河系の一員なのだと感じさせられます。
涼さんも起きてきたので乗っこしまで行って撮影しました。
翌朝5時に出発し常念岳山頂を目指します。
夜中登り始めてちょうどキツイ所あたりです。
常念山頂に到着。
夜明けまで雲がかかってたりした部分もありましたが、山頂についた頃にはもうすっかり大快晴でした。
そして!!!!メインの槍ヶ岳。
やはりほかの山とはなにか違います。おおすごい!!!ではなくそれを超えた「ええっ何これ!」という感覚。
さすがかっこいい。絶対上りたい!
なんでしょうねこれ。全部見えてますねん。
飛騨山脈の主稜、常念山脈、立山連峰、後立山連峰、御獄山、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、甲武信ヶ岳、浅間山、頚城山脈、白山。日本の2500mを越える山は全て見えています。
やはり目の前に見える穂高・大キレット・槍は格が違いますね~。
大キレット。穂高連邦と槍・大喰などとを隔てる巨大なキレットです。
通常登山の中では特に危険なルートとして知られています。
大キレットの長谷川ピーク(Hピーク)と右奥に見えるのは北陸の白山(2703m)。
御前峰、剣ヶ峰、大汝峰まではっきりわかります。その右側には白山釈迦岳でしょうか。
続いては御獄。2014年の春はスキーで行きました。
去年の秋は鈴鹿の雨乞岳から噴煙がみれましたが今は収まっている模様です。
感想・まとめ
常念は前から行こうという話がでていたのですが、やっとタイミングが合って行く事ができました。
山ブログなどでよく出てくる山ですが、たしかに綺麗な写真が多く景色がいいのは分かっていましたが、そこまでか?という疑問を抱きつつ行きましたが、いやはや予想をはるかに超えた大展望でした。
日本の高い山すべてが見える!!!
それと、やっぱり槍を目の前から見れるというのが最大の魅力だと思います。そして下は雲海!天気が良かったせいでとても感動しました。
登山ルートについてはいろいろ問題(看板と標高が違う)がありましたが、かなり上りやすい登山道で、北岳の大樺沢などと比べたら天国のような所でした。知らず知らずに標高が上がっていて気づいたら乗越直下という感覚でした。最後だけ少々登りがきつくなるものの800mほどなので意外と早くついてしまいます。
小屋のテント場で一泊後に常念山頂まで向かいましたが標高400をあの短い距離で登るという事で空気の薄さも相まってやはりすぐ息が切れました。
山頂から見える景色は北アルプスの魅力をたっぷり感じる事ができて最高でした。