古都コトイメージSmart

2015.09.24

常念岳 – 北アルプス主稜を一望の大絶景!一の沢からピストン

常念岳から見る北アルプス主稜

レジャー概要

北アルプス 常念岳
標高 2857m
長野県松本市/安曇野市
天気 晴れ
コースタイム(CT)

10:21
‏‎‏‎一の沢登山口
10:35
‏‎‏‎山の神
11:37
王滝ベンチ‏‎‏‎
12:25
‏‎‏‎烏帽子沢
13:00
‏‎‏‎笠原沢
14:19
胸突八丁‏‎‏‎
14:48
‏‎‏‎最終水場
15:18
‏‎‏‎第一ベンチ
15:36
‏‎‏‎第二ベンチ
15:47
第三ベンチ‏‎‏‎
18:10
‏‎‏‎常念小屋
04:56
‏‎‏‎常念小屋
6:16
‏‎‏‎三又分岐
6:29
常念山頂‏‎‏‎
7:34
‏‎‏‎ケルン
8:20
‏‎‏‎常念小屋
9:23
‏‎‏‎常念乗越
10:02
‏‎‏‎最終水場
10:24
‏‎‏‎胸突八丁
‏‎10:52
‏‎‏‎笠原沢
12:28
‏‎‏‎山の神
‏‎12:38
一の沢登山口

時間:13時間
距離:16.6km
標高差:1600m


メンバー

tamura





Map Click!

常念はアルプス、いや日本の高山すべての望む大絶景!

今回やってきたのは北アルプス常念山脈の主峰、常念岳です。

日本百名山に選ばれており、ピラミダルな山容が特徴的で一目で見分けがつく安曇野のシンボルのような山です。

山頂からは槍ヶ岳・穂高連峰を始めとした飛騨山脈、御獄山、中央アルプス、北アルプス、白山、八ヶ岳、甲武信ヶ岳、浅間山、頚城山脈などといった日本の高山を一望できます。

特に槍ヶ岳・穂高などといった3100m級の迫力ある山々を間近で眺められる事から展望の山として人気です。

今回は一の沢からピストンします。

北アで展望を求めるなら朝という事で、日帰りできる山ですが小屋のテント場で一泊の予定です。登山口で登山カードを書いてさぁ出発します。

1つ目のチェックポイント「山の神」まぁお祈りして進んでいきます。

王滝ベンチ。

ちゃんとしたベンチがある訳ではないですが、沢沿いで涼しく休憩できます。

暑かったので沢に手を入れたり顔を洗ったりしてスッキリです。

王滝ベンチ~次の烏帽子沢までにかけて少しずつガレ場が増えてくる。
烏帽子沢の雰囲気。烏帽子沢を登るのではなく、トラバースで一の沢へ向かう。
空も開けてきて展望がよくなってきます。

空は残念ながらガスがキツイ模様。

常念山頂もここから見えるハズなのですが全くもって見えません。山頂でガスってたら嫌やなぁ。

一の沢。安曇野方面は天気がよろしい。

笠原を超えるとすぐ胸突八丁。

ここから高巻きして最終水場へ向かいます。ここから傾斜がきつくなってくるので大きく休憩します。

急に高度が上がり今まで登ってきた一の沢を展望できます。
九十九折になっており意外ときつくない。
この辺りから紅葉が見え始めてきました。
最終水場。ここまでくれば後は最後の突き上げのみ。

標高をどんどん上げ、紅葉も目立ってきました。

相変わらずガスはしゃーないか…。

第三ベンチ。ベンチは第一~第三まであります。

200~300m区切りで設置されておりちょうどよく休憩できます。

ほとんど疲れを感じる事なくここまでこれるようになっており、一の沢コースを作った人最強やろとまで思いました。

ここまでほとんど綺麗な展望がないのではやく稜線に出たい一心で一生懸命最後の道を歩く。
稜線が目の前に。あれ、空青いねんけど。

晴れとったぁぁぁぁああああああ!!!!!

見えてるのは横通岳!大天井岳へ向かう稜線です。

神秘的。ポスターで使えそう!

そしてしばらくしたらメインの常念も雲の中から顔を出しました。でけぇ!

一発目の感想はでかい!目の前に見えてるピークのさらに奥に常念岳山頂があります。

そしてメインの槍も見ることができました!

間近で見る槍はカッコいい!ほかの山と違ってやはり目を引く山容であります。

逆光ですが、明日期待したいとおもいます。

700円を払い、テントを張ります。

今夜の宿はこちら!

テントの準備が終わったらとりあえず宴会前の一服。

ひでぶ~さんがもってきてくれたコーヒーをドリップします。うまい。

小屋前にあるベンチで宴を開始します。

ひでぶ~さんがビール500×6、350×2を持って上がってくれたので安上がりで酒が飲めました。ひでぶ~さんありがとうございますmm

当たり前やけどポテチがこんなんなって皆で喜んでいた所、ひでぶ~さんがポテチ開封の儀を行う。「パァァァァン!」みたいな音を期待していたが、「フッ…」みたいな音で皆で爆笑するww→ポテチ動画

かんぱ~~~~~い!!これがたまらんッ!

ほんまやったらビール飲んで山のぼってしまうと体調崩すのであまり飲みたくなかったので、さらっと1本ゆっくり飲んで終わりにしようかなと考えていたのですが、うますぎて2本目も開けてしまって、その後寒かったのでテントで飲み直しをしたんですが、涼さんが持ってあがってきた焼酎までたらふくご馳走になってしまいました。

飲み足りないのが残念でしたが、あまり遅くまで話していると周囲の方々に迷惑になるので早めのお開きとなりました。

そうそう、このやきそばが美味しかった!

夜中、12時頃に目が覚めたのでもしかしたら…と空をみると、星空・天の川が広がっていました。さすが空気が違うのできれいに星が見えます。いや~これも一泊登山の醍醐味ですね!

枕を一歩テントの外に出して空を眺めているとどこからともなく流れ星がヒュンヒュン飛んでいる。

特に関西に住んでる僕らは例え田舎に行こうどこ行っても都市部の明かりが届いて空が明るく、天の川なんてそうそう見れるもんではないので感動です。

天の川を撮影。

星ってこんなに密集して見えるとなんか怖い気がします。改めて銀河系の一員なのだと感じさせられます。

涼さんも起きてきたので乗っこしまで行って撮影しました。

一面に広がる天の川…これほど星が見えたのは北岳山荘以来かもしれない。

翌朝5時に出発し常念岳山頂を目指します。

夜中登り始めてちょうどキツイ所あたりです。

テン場から見えるピークを超えると常念の山頂が見え始めます。ここまでくればもうすぐ。
三股との分岐とそれを撮影するひでぶ~さん

常念山頂に到着。

夜明けまで雲がかかってたりした部分もありましたが、山頂についた頃にはもうすっかり大快晴でした。

大天井、立山、後立山方面。
蝶方面。
奥から御獄、乗鞍、穂高連邦。

そして!!!!メインの槍ヶ岳。

やはりほかの山とはなにか違います。おおすごい!!!ではなくそれを超えた「ええっ何これ!」という感覚。

さすがかっこいい。絶対上りたい!

なんでしょうねこれ。全部見えてますねん。

飛騨山脈の主稜、常念山脈、立山連峰、後立山連峰、御獄山、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、甲武信ヶ岳、浅間山、頚城山脈、白山。日本の2500mを越える山は全て見えています。

やはり目の前に見える穂高・大キレット・槍は格が違いますね~。

大キレット。穂高連邦と槍・大喰などとを隔てる巨大なキレットです。

通常登山の中では特に危険なルートとして知られています。

大キレットの長谷川ピーク(Hピーク)と右奥に見えるのは北陸の白山(2703m)。

御前峰、剣ヶ峰、大汝峰まではっきりわかります。その右側には白山釈迦岳でしょうか。

続いては御獄。2014年の春はスキーで行きました。

去年の秋は鈴鹿の雨乞岳から噴煙がみれましたが今は収まっている模様です。

続いては北ア南端に位置する乗鞍岳(3,026m)。こちらからみると形がすごい不思議です。天文台がキラリと光って見えます。
前穂高、奥穂高(3,190m)、涸沢岳(3,110m)。穂高は岩岩しく重厚で迫力があります。
手間の硫黄岳(2,554m)に、奥には水晶岳(2,986m)。
奥に見えるのは立山連峰、雄山・大汝・富士の折立(立山/3,015 m)、劔岳(2.999m)、立山と劔の間に顔を出してるのが別山(2,880m)です。
肩こりに効きそうな形をしている燕岳(2,763m)と奥に見える針ノ木岳(2,821m)。
逆を向いて蝶ヶ岳(2,677m)。
ちょうど先月登った富士山。さすが綺麗な形をしています。
人を入れてもう一度穂高連峰。いやーかっこいい。素晴らしい、かっこいい!
穂高~槍ヶ岳。槍が小さく見えますが、実際に見るとすぐ近くという感じです。
富士山。
さぁ、たっぷり展望を楽しんだので帰ります。残念ながら。
登ってきた一の沢。
ひでぶ~さんと大天井へ続く常念山脈の縦走路
横通岳という名前を付けられてるこの山も普通にかっこいい。
片づけ前に槍とテントを記念撮影。ゆっくり休憩しつつ片づけ。
サッサッと片づけを終え、準備完了!帰るぞ!
一の沢の来た道を戻ります。
最後展望が無くなる前に常念を記念撮影。いや~素晴らしい山でした!
あとは来た道をそのまま戻るだけ。登りが楽やったので、帰りはさらに楽でした。これで1600下ってるの?!という感覚。
烏帽子沢を越えたら高速道路。
あっという間に登山口到着です。

感想・まとめ

常念は前から行こうという話がでていたのですが、やっとタイミングが合って行く事ができました。

山ブログなどでよく出てくる山ですが、たしかに綺麗な写真が多く景色がいいのは分かっていましたが、そこまでか?という疑問を抱きつつ行きましたが、いやはや予想をはるかに超えた大展望でした。

日本の高い山すべてが見える!!!

それと、やっぱり槍を目の前から見れるというのが最大の魅力だと思います。そして下は雲海!天気が良かったせいでとても感動しました。

登山ルートについてはいろいろ問題(看板と標高が違う)がありましたが、かなり上りやすい登山道で、北岳の大樺沢などと比べたら天国のような所でした。知らず知らずに標高が上がっていて気づいたら乗越直下という感覚でした。最後だけ少々登りがきつくなるものの800mほどなので意外と早くついてしまいます。

小屋のテント場で一泊後に常念山頂まで向かいましたが標高400をあの短い距離で登るという事で空気の薄さも相まってやはりすぐ息が切れました。

山頂から見える景色は北アルプスの魅力をたっぷり感じる事ができて最高でした。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

Youtube CHメールフォームプロフィール