古都コトイメージSmart

2018.05.13

大峰・釈迦ヶ岳 – 太尾から仏生ヶ岳まで天空の尾根をピストン

レジャー概要

山系 大峰山脈
標高 1,800m
奈良県十津川村/下北山村
天気 晴れ
コースタイム(CT)

07:20
旭登山口
08:19
古田の森
08:41
千丈平
09:08
釈迦ヶ岳
10:36
孔雀岳
‏‎11:20
仏生ヶ岳
14:08
釈迦ヶ岳
16:25
旭登山口

時間:8時間
距離:15km
標高差:900m


メンバー

こまっちゃん
tamura





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大峰の美しい尾根を歩く!釈迦ヶ岳~孔雀岳~仏生ヶ岳

 こんにちは!tamuraです。

 こんかいは大峰の釈迦ヶ岳に登ってきました。大峰南部で有名な主峰の一つで、峯中第一の秀峰とも言われており日本二百名山にも指定されています。

 ピラミダルな山頂が特徴的で、山上ヶ岳や八経ヶ岳を始めとした周囲の多くの山からこの山を発見する事ができます。

 まずは動画をご覧下さい♪

 十津川から林道をぐねぐねと落石だらけの道を進み、旭登山口から登山開始します。

 釈迦ヶ岳の本堂は前鬼からのルートですが、旭からのルートは標高差が少なく登頂しやすいのです。今回は仏生まで行くのでこちらのルートを選択しました。

 しかし、やっぱ大峰って遠いですねぇ…上が通ってないので、ナビでセットすると近畿道・南阪奈道を使うルートと、下道ルートでは10分しか変わらないと出てきました笑

 釈迦ヶ岳の場合は、他の大峰よりもう一つ遠い感じがします。いや、実際遠いんですけどね。

 最初から尾根歩きで気持ちいい~!

 やっぱり大峰は大峰、木の種類が違うのか、なんとも原生林の秘境感漂っています。

 P1434まで登ってきました。

 ここから釈迦岳までは気持ちの良い広尾根が続きます。

 空に向かって駆け上がる二人…画になる~!

 振り返ると大峰南部の山々が一望できました。

 あっちの方の涅槃岳、中八人山、地蔵岳、槍ヶ岳とかも行ってみたいんだよなぁ~。

 ようやく釈迦ヶ岳が見えてきました!

 写真中央ちょっと左にある尖った山が釈迦ヶ岳、右側の尖った山は大日岳。

 古田ノ森。ちょっとした小さなピークで、展望も良い。

 古田ノ森を超えれば、釈迦ヶ岳まではもうひと踏ん張り。

 ちょっと早めのペースで歩いていたので、写真を撮りながら進んでいたらすぐに置いていかれる笑

 それを取り戻すために二人よりさらに早歩きしてさらにバテバテ、仏生までいけんねやろか笑

 仙丈平の湿地。くぼみになっていて苔地帯が広がります。

 仙丈平で釈迦までの登りに向けて一旦休憩。

 体力面はともっかくなんしか暑い!前日までは寒さが続いていただけあって、この暑さは堪えました。

 やっと釈迦ヶ岳山頂到着~!1799.6mって書いてたかな?四捨五入で標高1800mとネットでは紹介されています。大峰では八経、弥山、明星、大黒岩、仏生に次ぐ、第六位の標高です。

 山頂には釈迦ヶ岳のシンボルお釈迦様が!3.6mの立派な釈迦如来像です。

 こんな所に設置するの大変やったやろうなぁヘリコプターで持ってきたんやろうけど…みたいな話しをしていましたが、調べた所、大正13年(1924年)に岡田雅行という人物が三分割して一人で担ぎ上げたそうです。

 何ぃぃぃぃいい!!!しかも現在のように旭登山口まで車道が通っていなかったので、前鬼からから山道を登りきったそうな。

 どんな人なのか調べてみると奈良の天川村出身で、身長188cm、体重120kgの巨漢で、大変力持ちだったそうな。その為「鬼マサ」と呼ばれていたそうです!いや、鬼やわ!!

 山頂の雰囲気。休日の快晴の日ですが、さすがアクセスしにくい所にあるだけあって、人は少なめ。開放感があって、360°見渡せます。

 ちなみに大峰において一等三角点が設置されているのは、北部にある山上ヶ岳と、釈迦ヶ岳のみです。

 山頂から八経方面を眺める。大峰の秀峰、大峰随一の展望と言われるだけあって、かなり素晴らしい景色でした。

 写真ではわかりにくいですが、中央左側の高い地点が八経ヶ岳、明星も見えています。八経の左下にある岩場の山が七面山、右側に移って釈迦から尾根をずーっと進んで1つ目のピークが孔雀岳、その次のピークが仏生ヶ岳、仏生と八経の間に見えている平な山は山上ヶ岳です。

 朝の空気が澄んだ時間は奈良盆地の南部の町並みもハッキリ見えていました。

 あんな所までいまから行くのか~!結構遠いぞ。

 釈迦ヶ岳から見えている山はこんな感じ。360°見えているのですが、北部が一番綺麗です。

 大峯の代表する山上ヶ岳と八経ヶ岳、そして八経ヶ岳周辺に明星、弥山、また朝は大気が良かったので金剛山や台高山地方面まで綺麗に見えていました。

 中央のピークが八経ヶ岳、左側のピークは明星ヶ岳。八経のすぐ右側に弥山があります。小屋が見えていて、歩いている人も確認できます。

 写真一番右側(の奥)のぴょこっとした所は稲村ヶ岳です。ちっちゃくバリゴヤの尾根のボコボコと、稲村の左側に大日山(1689)も見えますね。

 七面山とあけぼの平。写真上の稜線の奥にぴょこんと出てるのは形的に頂仙岳っぽい?

 さて、ピストンなので後で釈迦の景色はのんびり見るとして、休憩もつかの間、孔雀岳に向かいます。

 この釈迦からの下りが、なだらかな反対側とは違ってかなり急坂でびっくりしました。

 下り終えると細尾根が続きます。踏み外したらこの深~い谷に落ちてしまうので慎重に慎重に…。

 鎖場を降りたり登ったり。深い谷に恐怖を感じたり、感動したりしながら進みます。

 ゴリゴリの岩場地帯になってきて巻きルートを進むと、キレイな苔地帯が現れました。

 苔と迫力のある岩場と青空のコントラストがとても綺麗。

 大峰にまだこんな所があったなんて…やっぱり実際歩いてみないとわからないなぁ。

 岩場を超えると再び稜線にでます。こんな岩場の下通ってたのか!

 ギザギザに尖った岩三兄弟。阿吽(あうん)の狛犬というらしい。

 空鉢山(くうはちやま)山頂からの釈迦ヶ岳は尖った山体を間近で見れて素晴らしい!

 崖の上から谷を撮影。

 三人でおぉお!と言っていた岩場。

 大きな岩場と岩場の間には切り立った崖があって、遥か下の谷まで続いています。

 孔雀岳手前は枯れ木エリアが広がります。

 このエリアは細尾根に岩場ばかりなのでアップダウンがとても多い。

 枯れ木の尾根ごしにみる釈迦岳もまたいい感じ。

 孔雀の覗からの景色がこれがまたすごい。どこまでも広がる山々の景色と深い谷。

 下の方には五百羅漢といわれる奇岩群がぞろぞろと並んでいます。

 真下は前鬼川の谷だそうで、今年の沢は前鬼で遊び倒すぞ!

 再び枯れ木エリア。真っ青の空を突き刺すかのようにたち続けています。

 孔雀~やっと見えた!距離は近いんだろうけど、アップダウンがあってなかなか着かない!

 孔雀岳山頂!ずっと来たかったけど、ようやく来れてよかった!

 孔雀岳という名前もいいし、1779mという数字も良い!

 孔雀岳からは、釈迦から見えなかった大普賢岳や和佐又山、あと弥山に隠れていた稲村ヶ岳などが見えました。

 そして仏生ヶ岳。孔雀と仏生ヶ岳の間わい!って感じですが、孔雀までの尾根が良すぎたのに対して、仏生までが平凡すぎたので思わず写真撮るのを忘れてしまいました。

 仏生の下りに見た苔地帯!人の手の加わってない秘境の地という感じ。

 帰りの岩場はなんかこんなもんだったかな?というほどちょちょいと下っていく。

 先はまだ長い…まずは釈迦ヶ岳まで頑張ろう!

 その後、釈迦でのんびり休憩。こまっちゃんが作ったチーズとうずらの卵の燻製を頂いたらめちゃめちゃ美味しかった!

 釈迦までついたら、もう終わりやと思ってたのですが、そこから駐車場までが今日一長く感じました笑

感想・まとめ

tamura

お疲れ様でした!天気も良かったですし、予想していたよりずっと良い山行でしたね!


お疲れ様、今回は当たりの山やったね、釈迦は3回目だけどこれだけ景色が見えたのは初めてで、こんな見えたんだってびっくりしたよ。
孔雀までの道の岩場は良かった、大峰は色々歩いてるけどまだこんな景色あったんだって思うと、やっぱり大峰は奥が深いわ。


こまっちゃん

お疲れ様でした!とても疲れましたが、今日も楽しい山行でした!
釈迦岳までの美しい稜線や、孔雀岳までの岩場や苔地帯など次々に素晴らしい景色に出会えて楽しかったー♪


tamura

景色は素晴らしかったですが、ほんましんどかったですね~。歩行距離が15kmほどと結構長かったのと、尾根なのでアップダウンが多かったのが余計体力とられましたね。


ほんま長かった。釈迦岳の孔雀側の坂にやられたわ。


こまっちゃん

坂下るとき帰りの事考えちゃいましたね(-。-;


仏生までさんざん歩いて、疲れた体であれ登るのがしんどかった。
ようやく孔雀、仏生行けたので、満足やけどね。孔雀の覗とかそこまでの岩場とかびっくりしたわ。やっぱ大峰は歩いてみないと良さわからんね。


tamura

孔雀の覗から見える奇岩すごかったですね、あれなんでしょーとか話してましたが、「五百羅漢」とか「十六羅漢」とか言われてて、前鬼の谷の上流にあるらしいですよ。


あの谷は前鬼なのか。椽ノ鼻までの尾根にバリルートがあったらおもろいねんけど、危ないんやろうな。


tamura

それにしても、月曜日の予報では土曜日雨やったんですが、晴れてよかったです。またまたこまっちゃんが力を発揮してくれました、ありがとうございます!


こまっちゃん

今までたまたま晴れてくれたので私のお陰という設定でしたが、そろそろ雨が来そうなので告白しちゃいます。実は今まで晴れてたのは「たまたま」やったんです_:(´ཀ`」 ∠):


えぇ~~!!(知ってたー!!!)


tamura

えぇ~~!!(知らんかったー!!!)


山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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