古都コトイメージSmart

2014.04.26

御嶽山をスキーで大滑降!田の原ルートで剣ヶ峰へ(BCスキー登山)

積雪期の御嶽山

レジャー概要

独立峰 御嶽山
標高 3067m
積雪期・BCスキー
天気 晴れ・吹雪
コースタイム(CT)

7:24
‏‎‏‎おんたけ2240駐車場
8:34
‏‎‏‎ゴンドラ山頂駅
‏‎8:44
‏‎‏‎田の原登山口
9:27
‏‎‏‎大江権現
13:04
‏‎‏‎九合目避難小屋
‏‎‏‎13:52
‏‎‏‎王滝頂上
‏‎15:00
‏‎‏‎剣ヶ峰
‏‎15:40
王滝頂上‏‎‏‎
‏‎16:57
‏‎‏‎大江権現
17:21
‏‎‏‎田の原登山口
‏‎17:41
ゴンドラ山頂駅‏‎‏‎
17:59
おんたけ2240スキー場駐車場

時間:9.5時間
歩行距離:8.6km
標高差:811m


メンバー

tamura
nao(弟)





Map Click!

3000mからスキーで滑降したよ!

下山風景は全部動画に集約。王滝山頂からスキー場までの下山風景の動画です。

当日の2日前に涼さんに御嶽を誘われたので急きょ行ってきました。

色々山登ってましたが3000m級の山は初なので楽しみでした。まさか初3000mが山スキーになるとは;;

写真はおんたけ2240スキー場の駐車場。天気は最高の晴れです。

登山届をだし片道分のゴンドラ券を買いゴンドラで田の原まで向かいます。

田の原登山口。目の前に御嶽が構えます。

この登山口の地点で2200m以上あるので、西日本最高峰の石鎚山や関西最高峰の八経ヶ岳などより300mほど高い位置にあります。さすが日本アルプス。

鳥居を越えしばらく歩くと雄大な御嶽山体が一望できます。

現在地の標高が2300mほどあるので実質標高差800の山頂までは3kmの道のりですが、行けるかなと不安になる。

僕の後ろ姿。スキーのソールがはがれたので二枚持ってあがります。

わかんかシール+スキーで登る予定やったのでアイゼンを持ってきておらず早速苦戦。

雪質的に今回の短いスキー板にシールは合わず、坂では滑り落ちたり。

ゼェゼェハァハァ言いながらのぼってもまだこの程度。先が思いやられる。

雪山独特の木の感じ?
大江権現を通過。後ろから登ってきた人にどんどん先を越されます。
そろそろ森林限界。付近おりゃーーー!!!
ここからは坂がきつくなるので休憩。ピーカンアツアツなので2500m付近にも関わらず半袖の人もいます。
急坂は短いシールでは上手い事雪に噛んでくれないのでどんどんずれ落ちます。ここでかなり時間を食う。

2~3歩歩けば滑って半歩戻るし、ほんましんどい。

完全にアイゼンで登る雪なのでアイゼンと靴持ってこやなんだ事をなくほど後悔する。

3000mに自分の足で立つ事だけを目標にし。最悪体力が底をつきそうになったらスキー荷物全部おいてストックとスキー靴で登ろうと決意。

絶望を感じてる僕。
野垂死にそうな弟と涼さん・コフちゃん。王滝山頂まではまだまだあります。

スキー板をついにデポして背中のスキーだけもって登る事に。

これをしたのが正解。板で30分はかかろうという位置に先に登っていた涼さんをいとも簡単に追い越す。

急に楽しくなる。そして涼さんもついに板を脱いで背負う事にw

希望を感じ始めた僕。上の建物のある所の数メートル奥が王滝山頂です。

横を見れば奥のほうでがんばって登ったはる。

そしてどんどん先に山頂ついた人が滑っていく。それはもう楽しそうすぎてうらやましい。

コケろコケてしまえ。←小さい

 登ってきた方向を見ると中央アルプスが少し顔を出しています。霞んでてよく分かりませんが駒ヶ岳あたりでしょうか。南プスまでは見えず。下のぴょこっとした山が三笠山で、あの辺りまでゴンドラで上がってきました。霞んでるのは非常に残念ですが、高度感はばっちり感じられああ、アルパインの山に来たんやなって事を実感。
九合目避難小屋が見えます。

岩と雪の感じがすばらしい。

この辺りから空気が薄いのが分かりやすく感じられ、高山病の症状が現れ始める。

症状は息切れすると頭がぼーっとする程度ですが、息切れしながらの登りは無理。ゆっくりゆっくり登っていきます。

ガッチガチに凍結した看板。なんて書いてるかもわからん。
弟と下界の景色。
日光で雪が解け、氷点下の気温で水が氷るが繰り返し、つららができています。あと少し!
王滝山頂小屋です。

やたー!王滝山頂に到着!

奥に見えるピークが御嶽山頂である剣ヶ峰3067mです。

ここから山頂は岩が出ていたり滑りにくそうなのでスキーも荷物も神社にデポする。

御嶽神社全景。
さて、いきますか山頂。左には煙があがり硫黄のにおいがぷんぷん。
 モニュメントの前で記念撮影。
地獄谷方面はやはりカッコいい。こればっか見てた感じ
記念撮影。。。w
弟も記念撮影。
そしてついに御嶽山頂上到着。
こちらが山頂部の神社。銅像が神々しい。

二の池・三の池、摩利支天山、飛騨山頂、継子山、北ア方面。

北アで見えているのは乗鞍だけ。天気がよければ乗鞍の右側に槍と穂高連邦が見えます。

山頂部の裏側にぐるっと裏を回ると地獄谷です。
この岩と雪の感じがイイ感じ。
3000m級の山の迫力?
いつもの迫力撮影。地獄の淵に立って撮影。
 3000m立ててうれしいがスキーがしたいのでさっさと下山。
遅くなってしまい人はもうおらず吹雪いてきました。僕らと同じ時間に登ったはった人は王滝山頂まで行かず下山した模様。
山頂~王滝山頂はすぐ。
さぁ!スキーはシールを剥がして滑るぞーーー!!コフちゃんタイミング悪くこけた所撮影しててゴメン!
このルートで滑ってきました!最高!本当苦しい思いしてよかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!

感想・まとめ

初の3000mという事でしたが、雪、スキーしょってという状況、シールは滑るしで出だし最悪。これは俺は3000m級は無理なんかな?と思いましたが、ほぼ気合でした。

途中からスキーを脱いでストック替わりにスキー靴で登山となりましたが、そちらは正解。こんなことなら最初からアイゼンで登ればもっと楽やったやん!

そして実際の滑走は言葉にならない楽しさ・爽快さ。ゴンドラで登った所から滑るだけとは迫力も楽しさも有難味も全然違います。

何より俺は標高3000mから滑降してんねや!というカッコよさ。登ってきてる人を横目にチラッと正直あの時の僕はドヤ顔はしてしまっていたでしょう。はい。

コケても何しても楽しい!ターンは細かく切って、滑ってるんやない、滑降してんねや!とばかりに思いっきりすべる。滑っている途中にはライチョウが姿を現しラッキーでした。

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山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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