前衛なのかレトロなのか…「カオスの間」は不思議でヤバい空間でした
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レジャー概要
前衛なのかレトロなのか…「カオスの間」は不思議でヤバい空間
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京都・東山三条にあるカオスの間にやってきました。
建物の入り口にはカオスの間のマネキンなどが置かれている。横の寿司のライトもカオスの間の雑貨なんじゃないかと思ったが、一階の寿司屋の看板でした。
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上に上がってみると、入り口からしてもう異世界。赤い謎の人形とか、第一診察室とか。
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中へ一歩踏み入れると、中を除くと謎のマネキンだらけ。そして結構な音量でいわゆるノイズミュージックが流れている。
Lou ReedのMetal Machine Musicというノイズでは有名なアルバムがあるのですが、その系統やと思います。なんしか「あぁ変な所にきたぞ」という実感がわきました。
店内を見渡すと、奥で先客さんと、店主である砂本さんという方が音楽について語り合っていました。横耳立てていると、「なんかなぁ、こういうの(今流れてる音楽)が心地ええねんなぁ」と熱く語っておられました。
最初は気づかなかったが、こう見ると入り口からの景色で心地よく全てのマネキンが並べられている。計算されつくされているのだろうか?!
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2003年の古い眼鏡をかけたアパレルのマネキンや…
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胸から心臓などがはちきれたマネキン。
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木製のおデブ人形
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足元には花瓶に入ったマネキン。というか、これ染付小便器らしい。
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マネキンの胸に血が。
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顎のない人形。歯科技工士が使ってたやつらしい。
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大正時代のマネキン。腹が開いて内蔵が見えていますが用途はなんやったんでしょう。
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ガバッ!と開いた口にはおもちゃの魚が。メガネがまたいい雰囲気だしてますね。
挨拶代わりにと、話の合間に「こんにちは、凄い素晴らしい所ですね、お店なんですか?」と質問してみる。「ん~…お店ちゅうかギャラリーっちゅうか…」といった返答。
コレクションなんですか?と聞いてみると、「それはちゃう!」との事でしたw あくまで売るものであって、コレクションではないらしく、レトロ(戦後)より前の本物の古物を我々若者に良さを知ってほしいといったそんな感じだそうな。
写真撮影とか大丈夫なんでしょうか?と聞いてみると、「もうなんでも撮ってや!困る事なんてあらへん」と言っていただいたので、バシバシ写真撮らせてもらいました。
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謎の小物系。でっかい目玉ばり怖いんですけど。
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マネキン用の目玉でしょうか無数に転がってます。右上端の目玉はほんまに怖い。
そのへんにあった相当古いコンドームを興味深く見ていたら、今度は店主から話しかけて頂いた。
どこから来はったん?と聞かれたので京都市内ですよと答えるとビックリした様子でした。「この店は他府県の人とか外人が多いのよ。このあたりが観光地やからね。京都の人はぜんぜん来ない。」との事。
「あんたすっと入ってきたけど、ほんまは入りにくいようにしてるんよ。」と本当に興味ある変わった人しかコレないようにしてるらしい笑
僕なんかは廃墟マニアですし、見ていて本当に楽しくてずっとみてられました。
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吉原遊郭の札。
レトロでいいですねと話てみると、「レトロとはちゃうな~レトロは戦後のもの、大量生産されているもの。ここにあるのは戦前のさらに古いもの。戦後を生きてきた店主からしたら戦後のものは珍しくもなんともない!」とかっこいい事いうてはりました。
たしかに、廃墟でも戦後のものより、昭和初期のものがやっぱり素晴らしかったりします。新しい廃墟でいっても、昭和後期~平成のホテルがいかに朽ちようとも、マヤカン世代の建物の魅力には叶いません(当時の旧銀行や発電所など)。根本となる作り、建築方法、デザインの違いがあるんやと思います。店主のいうレトロとそれ以降のものもそういう事というたはるんやと思います。
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なんかの薬瓶?売ってええもんが入ってるのかな?ちょっと怖い。
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おいらん女性の絵。
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裸女性の絵がかかれたのれん?
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西洋人形。熊とドクロとラッパと木製の頭…。混沌とした組み合わせ。
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体中に歯車がついたマネキン。
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壁にかかげられた猥褻室の看板と、いつのものかわからない手配書。
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助産婦の看板とちょいグロい掛け軸。
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ジャンクの時計を分解したものが多くありました。
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ひっそりと置かれている日本人形の生首
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大正時代のロウソクの看板。
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奥の部屋ではなにやら怪しげに光り輝くマネキンが。
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天井画。吉田桃子さんという方の作品だそうです。
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足元にはリカちゃん人形が山積みに。理科室の人体模型やブリキ風の玩具など…。
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後ろの足元にはバラバラの人形が…。
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どういう状況なんやろう。これはこの形で芸術として成立してるのだろうか?それとも制作途中?放棄?
トイ・ストーリーの悪ガキのシドの家を思い出したぞ。
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女性の首と、どこからでてるのか手。そして女性生殖器断面マネキン。
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ラッパ型スピーカーの蓄音機。また素晴らしいものを。
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パーツごとに色が違うマネキン。
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店主さんともっとゆっくり話したかったのですが、常連さんらしき人もこられたりしたので、お店のポストカードだけ頂いて退店しました。
感想・まとめ
噂通りのまさにカオスなお店・ギャラリーでした。入りにくいと思っていましたが、入ってみると店主がとても気さくな方で、話を聞いていると本当に独自の世界観に引き込まれていき、居心地の悪さも感じなくなっていました。
同感するというよりは、あぁそうなんやと関心することが多く、力強い話にはとても魅力がありました。今度はゆっくり話出来たらいいな。
助産婦の看板やロウソクの看板など、戦前のものはやはり見ていて、レトロを超えた魅力があり古いもの好きや廃墟マニアなどでも楽しめる場所やと思います。
前衛芸術なのか?!ただのガラクタの寄せ集めなのか、見る人によってかもですが、統一感のなさの中にも心地よさがあって、たとえばお店を写真にとってても絵になるんですよね。三脚がほしいなと思いましたよ。
お店ですし、寄贈やなんやでお店の中のものが変わっていくので、また少ししたら訪れたいです。今度は何か買ってみよ。
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