寂しいから置いている…筑波山ガマランドの動かない遊具たち
レジャー概要
寂しいから置いている…筑波山ガマランドの動かない遊具たち
茨城の珍スポットといえば「筑波山ガマランド」でしょう。筑波山の中腹に位置し、山頂へ向かうロープウェイ駅の隣にそれは存在します。
カラフルな外見に、統一感のない設備、敷地の高台に鎮座するそれはそれは大きなガマ大明神、どこからともなく聞こえてくるオルゴールの音…さらにここは実は神社だそうだ。まさに謎のパラダイスですね。
屋上にはデパートの屋上にあるような簡易な遊園地があるのですが…どれも錆びついていて、壊れているものばかり。巨大な滑り台は全く滑らない…機能しているのはお土産屋と名物のお化け屋敷系の潜入アトラクション・ガマ洞窟のみとなっています。
家内安全?情報量が多すぎる!
まずはお土産屋でガマ洞窟の入場料500円を支払い、入ってみました。
何やら怪しい雰囲気。提灯や花、木で出来た置物など何を表現しているのかさっぱり?
手作り感が半端ねぇ~
少し進むと入り口の光もなくなり真っ暗になります。
実際はこんな感じ。上にはブラックライトがあって、蛍光のインクで書かれた人魂などが光って見えます。
何やら音質の悪いスピーカーから「ホッペタ~~~イ、、、キャーー!!」と聞こえてきます。何をいうてるのかと後で聞いたら「助けて~!キャー!」との事。音悪すぎてわからんw
人のようなものが上から吊るされています。真っ暗の中にこんなんがあったらビックリします。
突然出てきた猪明神!アトラクションなのか、神社なのか!
棺桶という看板があったので見てみると…。ロボットみたいなヤツが入ってた…。
ドイツのくるみ割り人形みたいな兵隊の置物。目が赤くて怖い
南無阿弥陀佛…戦争中の墓場?!
人のような人でないような?胴体がもうカオスです。
急に出てきた巨大なガマ!これがガマ洞窟の住人か!
ただし、相当ほこりをかぶっていて、触ってみるとゴホッ…。
洞窟終盤にきて何故か禁煙の文字。遅いやろ!
出口にきたらまたガマ明神
出口はお土産屋に通じるようになっています。
お土産屋になぜかある木刀。中学生とかでイキっとるやつが買っちゃうんですよね~
おばちゃんにコレ撮影してってといわれたプリクラ。もうフィルムの取扱がなくなったので使えないらしい。
「なんで置いてるんですか?」と聞いたら「音がないと寂しいじゃない~」
昔ながらのドット絵でしょうか…ぼくらが子供の頃のゲーム機の画ですね~懐かしい感じ。
階段をあがっていくと謎の遊園地があります。
色がハゲハゲの遊具たち
薬局にあるやつやー!
カラオケバス。中はボロボロ…。そこへおばちゃんが。「これ動くんですか?」
すると、急にそれだけは聞かれたくなかったというような渋い顔をされ、「動かない、古いもの」と言われました。
レトロな感じでいいですね
宇宙船の中。
アンパンマン汽車
寂しくなるから撤去はしないそうだ。「昭和の臭いがするって言われるんだ」と嬉しそうに話しておられました。
行ってみればわかる昭和感。言葉も茨城なまりというのだろうか、昔の言葉も味がある。
後を継ぐ人もいないでしょうし、廃墟まっしぐらでしょうが、もはやそれも関係ないのかも。
山の中腹に鎮座するガマ大明神。近くでみるとこちらも手作り感がすごい。写真でみるよりデカくてびっくりします。これより先は筑波山の登山道となっています。
感想・まとめ
筑波山ガマランドは筑波山の中腹に位置し、山頂へ向かうロープウェイ駅の隣にある…パラダイスです。
カラフルな外見に、統一感のない設備、敷地の高台に鎮座するそれはそれは大きなガマ大明神、さらに屋上にはもう使えない遊具がずらり…。ただのオブジェとなっています。どこからともなく聞こえてくるオルゴールの音…さらにここは実は神社だそうだ。
おしゃべり好きのお土産屋のおかあさんが、とてもいい人で、色々教えてくれはりました。今ではこの昭和の雰囲気を楽しむために人々がやってくるそうです。