古都コトイメージSmart

2016.07.28

電気の神様を祀る嵐山・法輪寺のお守りは8GBのSDカードでした

レジャー概要

虚空蔵 法輪寺
京都市西京区
参拝無料
>9:00~17:00
IT・電気・電波事業の運気



MAP:京都市西京区嵐山虚空蔵山町16

虚空蔵 法輪寺

 今回は京都市西京区嵐山に変わったお寺があるという事で訪れてみました。行って来たのは虚空蔵法輪寺というお寺。秋のデジタル掛け軸のイベントでも知られています。

 このお寺の境内の中には「電電宮」と呼ばれる鎮守社があり、そこには全国的にも珍しい電気や電波などにまつわる神様「電電明神」が祀られております。

 なんても、パソコンや携帯、電化製品のトラブル、電波障害トラブルなどを防ぐなどといったご利益があると言われています。その為、全国の電波や電気、放送、ソフトウェアメーカー、システム開発やプログラマーなどIT関連の企業の方が多く参拝に訪れるのだそうです。

 こんな現代的な神様を祭っているにも関わらず、713年に元明天皇の発願で創建されたとても歴史のあるお寺なのです。

 電気関係であれば幅広くご利益があるというので、こうやってホームページを運営しているので(一応パソコン内やし電気!?)、面白い記事を沢山書けるようにと、パソコンや携帯が長持ちするように参拝に行ってきました。

 真ん中の石塔が「電電塔」があり、その両側には、電球の発明家トーマス・エジソンと、電磁波の存在を証明し、周波数の単位「Hz」の名にもなったハインリヒ・ルドルフ・ヘルツの二名が描かれています。いかにも電気のお寺という感じがしてきました。

 電気や電磁波の鎮守社というのも変わっていますが、日本のお寺にエジソンとヘルツという外人のレリーフが掲げられているというのもまた不思議に感じます。

 階段を上がりきる手前で左側に電電宮の看板がありました。どうやらこちらのようです。

 入ってすぐ石塔が現れました。これかな?と思ったら、獣塊供養塔でした。獣塊って畜産のかな?いろいろ変わったものを祀るお寺さんなんですなぁ。

 その奥に現れました。電電宮です。電電というくらいなのでビカビカ光ってるのかと思ったら、こじんまりした雰囲気でした。

 お賽銭を投げ、手を合わせます。(( 納戸の切れた電球のフィラメントがくっ付きますように…○ `人´ ○ ))

 電電宮についての説明書きです。

電電宮は当法輪寺の鎮守社五社明神の一つである電電明神が奉祀(ほうし)されており、古来電電陰陽融合光源の徳を祖とした鎮守としてあがめられてきた。
今日で云う電気電波の祖神が祭祀(さいし)されている。同宮は幕末の兵火で消失したが、昭和四十四年電気電話関連業界の発展と繁栄を新たに祈願する趣旨から、新社殿の再興がなされて今日に至っている。
電力、電気電子、電波の発展は人類の生活文化向上に大きく貢献し、世界の平和と繁栄に不可欠なものであり、その祖神を奉祀する電電宮は広く電気、電波関係者より崇敬されている。

ー案内板より転載

 ちなみに、電電明神は人類が電気を操るようになる前までは、電電陰陽融合光源の徳の祖、ようは雷・稲妻の神様でした。古くから雷の神は田の神と同一視され、雷の光が稲を実らせるという信仰がありました。稲妻という語源は稲の妻となる光というところからそういわれるようになったそうです。

 電電宮の参拝も終え、ようやく本堂へ上がってこれました。本尊虚空蔵菩薩は嵯峨の虚空蔵さんとして古くから親しまれており、今昔物語や枕草子、平家物語などにも登場するそうです。

境内をぐるりと回ってみます。法輪寺の境内からは京都市内がよく見渡せます。

昭和17年建立の多宝塔。高さは17.4m。

 最後にお守りを買います。

 隠れてしまいましたが、右側の社務所にてお土産が売られております。今回ここに来た理由は、ここに売っているSDカードのお守りを購入する事でした。

 お守り売り場をぐるっと見回してもSDカードがない!「SDのお守りがあるって聞いたんですけど…」というと、「ここに案内があります」と教えられたのは窓の端っこにうすらある案内用紙。どうやら店頭には並べていないそうだ。うーむ紙が日に焼けてよう見えへん。とりあえず一つ!とSDお守りを無事購入できました。金額は1200円、そしてこのSDは実際に使用できるのですが、容量は8GBでした。

 さて家に帰ってきて、お守りの開封です。ワクワク。

「携帯に差し込んでおいたら運気あがりますか?」と聞くと、「SDですがお守りなので、携帯などで使っていただけたらいいと思います。」との事でしたので、どんどん使っていいみたいです。

中に入っていたのはこのような冊子のようなSDケース。

 microSDカードと、丁寧にSD変換アダプタまで付けてくれてますね。アダプタには虚空蔵法輪寺と、microSD本体には虚空蔵菩薩(タラーク)の梵字が印刷されています。これ自体は厄除けとか記憶力向上とかにご利益があるのかな。

早速携帯に差し込んでみました。梵字が隠れずに見えていていい感じです。いやしかし、なんとも実用的なお守りですね。

電源を付けてみると、無事認識されていました。よかった!

中に音楽を入れようとしたら、ぬお!?虚空蔵菩薩です。まさか画像がはいってるとは、さすがに凝ってますね。

 僕の携帯のトップ画面に虚空蔵菩薩さんを設定せていただきました。ありがたい!背景に和柄というか虚空蔵菩薩なのでカッコいいかな?!とちょっと気に入りました。

感想・まとめ

 電電宮とSDカードを目的に行きましたが、雰囲気も良く観光地としてもとてもよかったです。駅からは近いのですが、渡月橋から少し離れてる事もあり人も少なめでゆっくりできます。市内を一望できる展望台のような広場もあり解放感があります。

 昔はSDカードの容量が2GBや4GBだったそうです。僕が購入したのは8GBなので時代の流れ・記憶媒体の発達とともにこのお寺のSDの容量も増えていくんでしょうか。64GBになったらもう一回買いに来よー。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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