京都・金蔵寺の奥地にある謎のお墓の墓場

レジャー概要
京都・金蔵寺の奥地にある謎のお墓の墓場

西山の奥地には全国各地の不要となった墓や仏像などが安置されている「墓の墓場」と呼ばれる場所があります。
以前、TVのガンミでジャルジャルが取材をされてましたが、実は京都の山好きの中では結構有名な場所で、小塩山という夜景がきれいな山から、紅葉で有名な善峰寺へと向かう登山道(東海自然歩道)の途中にあり、ブログの小ネタとしてもよく使われる場所なのです。

京都でも有名な腐道を通り、金蔵寺の皿に上を目指します。逢坂峠を超え少し下がった所に、このような分岐があります。
ここまでは車のすれ違いも難しいほどの細い道を運転しなければなりません、対向車が来れば鬼バックです。山道バックが苦手な方、初心者は絶対にいかないで下さい!!
看板には「金蔵寺無縁塚」と書かれています。

中へ入ってみると、ずら~~~と並べられた墓石たち。パッと見、1000基以上ありそうです。
なぜこのように墓地にあるべきはずの墓石がこのようにならべられているのかとても不思議です。お墓は20~30年で買い替えする家も多く、使われなくなったものが送られてくるのだとか。

上から眺めるとさらにその数の多さが分かります。

お墓は全て魂が抜かれてから(お性根抜き後)、この場所に送られるのですが、元は下に人が眠っていたお墓です。正面にはこのように供養する場所も用意されています。

南無阿弥陀佛と書かれたお墓がずらり。

南無阿弥陀佛南無阿弥陀佛南無阿弥陀佛

恐ろしい光景です。

お!でたニノキン!今は学校にニノキン置かないらしいですからねぇ。こうやって捨てられてるんでしょうか。

小さい仏像の石もずらり。

こんなに有り難いお姿なのに、こんなに捨てられて…。

奥には大きめの仏像も沢山捨てられていました。

お寺からもってこられたものかな?

まだ置けそうなお地蔵様が沢山。

棒をもった石像。

奥にはまだまだ墓や石仏が沢山。

なんか人がおるぞ!なんか見たことあるなぁ誰やろ。

一番奥には墓石が摩天楼のように立ち並んでいます。

ずらーー!戦争墓地なんかのやつも混ざってますね。

一番奥には一番でかい部類の墓が。人間の背丈よりもでかくビビります。

五輪塔エリア。

五輪塔の地輪までの部分がずら~~~~~っと並んでいます。

当たり前ですが人の名前とかが普通に残っているのでゾワゾワします。

もはや異空間

振り返ると墓しか見えなくなっていました。

食パンのように並べられた墓誌。

最後は手を合わせて帰りました。
感想・まとめ
西山の奥地に潜む墓の墓場。魂抜きがされたとはいえ、やはり墓石が大量に並んでいれば奇妙ですし不気味です。お墓を大事にしない人が増えている昨今、あと数十年すればこの地は墓石で埋まってしまうのでは…。
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