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2017.09.21

琵琶湖に浮かぶ有人島「沖島」は独自の文化が残る不思議の島

レジャー概要

沖島
滋賀県近江八幡市
沖島通船 片道500円



MAP:滋賀県近江八幡市沖島町

琵琶湖に浮かぶ有人島「沖島」は独自の文化が残る不思議の島

 日本一大きい湖である琵琶湖には4つの島が存在します。

 そのうち、最も大きな沖島にはなんと集落もある有人島です。日本で唯一の湖の有人島で、小さい島なので車がなく、独自の島文化の残るロマンあふれる場所なのです。

 残念ながら休みの日に曇り。一般駐車場もありますが、バスで来ることもできます。注意しなければならないのは港にある駐車場は、島民の契約駐車場なので一般車両は駐車する事は出来ません。

 小さな島にしては一日12瓶と結構な便数があります。

 地元の方の他に、釣り人や観光客などが乗船しています。

 高速船で約10分ほどの船旅になります。

 やっと到着。港には沢山の船が止まっています。ここの島民は一家に一艘船を所有しており、船で本土との行き来や、漁業で生計を立てています。

 沖島に到着すると、山林の自転車が沢山止まっている事に気づきます。これらが島民の島内の移動手段です。

 桜の木が葉桜になっていますね~、沖島は桜が綺麗だそうで、知っていたらもっと早くくればよかったと後悔しました。

 お年寄りが多いので、三輪なら転倒の恐れもありませんね。

 港にある碑。

 沖島はかつて無人島でしたが、落ち武者・源氏(源満仲)とその家来が流れ着き住み着いたのが島の祖と言われています。

 島内の地図です。小さな島ですが、可住地面積はとても狭いので、あるきで1時間あればくまなく散策できます。

 沖島はね小島とも呼ばれていますが、この日は猫がほとんど居ませんでした。

 出会ったのは5匹程度。写真を撮れたのは2匹だけでした。

 黒くてかっこいいやつ。

 シャッター切った寸前に向こう向いちゃった。なかなかいい感じだったのに。

 港にはバスの時刻表がおかれています。

 堀切港のバスの時刻を、沖島の港で見れるようにしたものですね。

 ケンケン山というネーミングが好き。ぼくのなつやすみに出てくるような、昔らしいネーミング。

 まずは小学校の方面に歩いてみました。道はとても狭く、両サイドには山ほど自転車がとめてあります。

 なんだか独特の風景ですね。日本に有人の島は沢山ありますが、ほとんどは車が存在するので、昔ながらの島の風景がみられるのは珍しいと思います。

 ちょっと路地へ入れば、なんかイイ感じ。

 住宅地のメインストリート。車道がない分、家と家の感覚がとても狭く、密集しています。

 これも昔ながらの景色ですね。

 住宅地を出ると畑にでます。

 琵琶湖が見える畑はなんだかほっこりします。

 こちらが沖島の小学校。意外と大きいですね。

 中学校以上はなく、中学生以上は通学専用船にのって本土の学校まで通学しているようです。

 校庭では生徒たちが先生と授業中でした。

 実はこの時、カメラのレンズを落として別の所に行ってしまったのですが、後ほどそれに気づいて学校に戻ると、先生が保管していてくれました。

 どうやら生徒の男の子が見つけてくれたようで、お礼を言ってかえってきました。拾ってくれた子ありがとうね!

 湖沿いの道で集落の反対側に向かいます。

 すると、僕の後ろから「ウィィィィーーー」という音が。振り向いてみると電気自動車が走っていました。自動車といっていいのでしょうか。ゴルフ場のやつですね。

 小学校の横に老人施設があるのですが、この電気カートで家までお迎えに行ってるみたいですね。

 島の中央にある公園。

 島の西側からは比良山地が一望できます。この日はガスっていたのですが、天気の良い日にはくっきりと姿を現します。

 比良山地は琵琶湖の湖西から1000m級まで突き上げているので、遮るものもなく迫力があるんですよね。

 海は危険とききますが、湖の危険ってあまり知られてないですよね。

 海が荒れるように、琵琶湖も荒れる事があります。冬から春先は特に荒れやすく、湖西にそびえる比良山からの強烈な吹き下ろしによるものが有名です。

 比良おろしといい、丹波高地から吹いてきた風が比良山を超え東側から吹き下ろす強風で、湖西線が風に弱いというのはこの為です。

 さらに琵琶湖は遮るものが無いため、度々荒れて海(湖)難事故を引き起こします。

感想・まとめ

 今回は天候も悪かったので、景色というか町並みのみ撮影しに向かいましたが、今度は天気のよい日に神社や高台からの島の撮影に行ってみたいですね。

 瀬戸内海の離島や、沖縄なんかと同じく、島ならではの昔ながらのほのぼのとした風景が広がっていて、昔ながらの町並みや伝統を守っていて、特に観光する場所はないのですが、島をめぐっているだけで新鮮さが楽しい感じでした。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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