単伝庵・らくがき寺 – お堂の壁に願い事を落書きしよう
レジャー概要
単伝庵・らくがき寺 – お堂の壁に願い事を落書きしよう
京都府八幡市にある単伝庵、通称らくがき寺にやってきました。江戸時代初期に創建された臨済宗妙心寺派のお寺です。
らくがき寺という名の通り、境内のなかにある大黒堂というお堂の壁には、ビッシリと参拝者の落書きが埋め尽くされています。落書き…といっても絵やブロックアートなどではなく、書くのは一番叶えたい願い事なのです。
その変わった参拝方法から、珍しいお寺として紹介されている事が多く、日本全国、はたまた海外からも参拝客が訪れる知る人ぞ知る秘密のスポットなのです。
一歩足を踏み入れると…。なんとも風情のある境内になっています。
江戸初期(詳細不詳)の創建で、開基は妙心寺の単伝和尚。その後、荒れていたが1721年(享保6年)に瑞応の手によって中興され現在のようになりました。
中央にあるお堂が大黒堂と呼ばれる所。
中へ入ると大黒天が安置されております。
そして、白い壁には参拝者の願い事がビッシリ!!お寺公認のらくがき部屋なのです。(部屋は失礼か…)
こんな感じで四方の壁にビッシリと願い事が描かれています。お堂の壁が絵馬として機能しているのだそうです。
昭和32年、この大黒堂を建てるとき、地元の人々の援助を受けた事から、大黒様に願いが見えるようにと壁に願い事を書くようになったそうです。
ふざけた落書きなどは無く、皆真面目に願い事を書いています。当然です、神様がおられるお寺ですからね。罰当たりな事はできません。
ルールは5つ!
らくがき祈願料は300円、そしてお寺の拝観料である100円、合わせて400円を賽銭箱に入れて下さい。
落書きは白い壁の部分のみです。壁や柱、その他の備品などには書かないで下さい。
今後の参拝者の方の為に、なるべく小さく書いて下さい。そなえつけのサインペンがあるので、それ以外では書かないで下さい。
こちらがその備え付けのサインペン。
さぁ400円を賽銭箱に入れて、どこに書こうかな~と他の方の願い事を見ながら散策。
Nickは脱ぼっちできたのかな?
頭の高さらへんの壁は、皆書きやすいからかビッシリと願い事で埋まっていました。
海外の方のねがいごとも。何語かわかりませんが書き方がオシャレですね~。
窓枠にもビッシリ。
足元周辺の壁は、子供エリアという感じ。上のエリアに比べて絵も多く、まさにらくがき帳という感じ。可愛らしい絵が沢山あります。
大人の願い事は現実的、子供の願い事は夢があって見ていてほっこりしますね。
こんな細い壁にも願い事はビッシリ。
狭いですが空いてるスペースに僕も願い事を書かせて頂きました。面白い事の一つや二つ書きたかったのですが、ここはやはり真面目に。
足の痛みがなくなりますように。
登山が好きなのですが、去年白山で足の関節を痛めまして、それからあまり本格的な登山は出来ずにいます。またあの言葉に出来ない絶景を、雲の上の天空の稜線を歩きたいです。(-人-)
アクセスはかんたん。京阪八幡市駅から東に府道22号線を進みます。10分ほど歩いた所に看板がでています。ドコモショップや歯医者のお向かいです。車で行く場合も駐車場も15台ぶんほどあります。
2020年1月号の「月間住職」さんにて、当サイトの写真を使って頂きました!ご恵贈下さりありがとうございます!
お寺にドラクエが来たら?!というのはまた面白いですね。ドラクエウォークというポケモンGoみたいなゲームがまた流行ってるそうですが、お寺からしたらどう思っているか?
お寺としてはやはりドラクエがきっかけであろうが、お参りをしてほしいといった内容が多かったです。そらそうですよね笑
こういったお寺に関する時事問題などが多く掲載されております。個人的には檀家問題の記事が興味深かった。
当サイトの写真は、単伝庵さんのコラムで使用して頂きました!
感想・まとめ
近年は世界遺産に落書きして騒動になった事もありますが、ここはらくがきしてなんぼ!のお寺です。壁にらくがきって…、しかも神社の壁なんて…と少し背徳感すらあります。
大晦日には沢山の願いが書かれた白壁は塗り替えられてしまいます。元旦は0時から参拝可能ですので、運良く初らくがきが出来ればいい年になるかもしれません。
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