古都コトイメージSmart

2016.09.16

妖怪ラーメンに妖怪コロッケ!妖怪ストリートで妖怪食を食す

レジャー概要

妖怪ストリート
京都市上京区
妖怪ラーメン750円、妖怪コロッケ160円



MAP:京都市上京区大上之町

妖怪ストリートで妖怪食を食す。

 こんかいやってきたのは西大路一条。ここから東に続く対照群商店街は「妖怪ストリート」とも言われ、地元の名物商店街となっています。

 この一条通というのは平安時代に百鬼夜行が行われた土地として有名だそうです。昔は古くなって捨てられた道具が妖怪となって表れると考えられており、現在の日本人でも「妖怪」と言われて想像するものは「からかさ小僧(傘から手と一本の足が生えた妖怪)」や「化け草履」、「琴妖怪」など道具に由来するものが多いですね。

 それはともかく、この妖怪ストリートに珍しい「妖怪ラーメン」なるものや、「妖怪コロッケ」があると聞いてやってきました。

 商店街を歩くと、平日やからか人があまり歩いてない様子。ラーメン屋さんはやってるのだろうか。

 ラーメン屋を探していると、商店街のお店の店頭に様々な妖怪の置物が置かれていた。

 手作り感満載てシュールな光景です。

 飛び出し坊やが輪入道になってるw

 なかなかB級な匂いがプンプンするぞー。

 こちらも飛び出し坊やならぬ、飛び出し青鬼。

 さいとうさん、めっちゃ見てきますやーん

 パン屋の前にあった食パンじじぃと…横は…なんや?

 食パンじじいは自己紹介文が描かれているのに対し、横の謎の物体には熱中症に対する注意書きが描かれているwワケわからんw

 薬局の前には三体の妖怪が。目が一つの妖怪はリポビタンを大事そうに抱えている。

 恐竜娘と、布団屋にあった布団の妖怪。

 そうこうしているうちに見つけた食事処いのうえ。

 至って普通の定食屋さんといった雰囲気ですが、町おこしのために作られたとんでもないラーメンを食べるコトができます。


店名:お食事処いのうえ
住所:京都府京都市上京区一条通天神道東入大上之町73
営業時間:11:00~14:30/17:30~21:00
定休日:火曜日

 このお店にもしっかり妖怪が。提灯おばけと、棒っぽいのはいのうえ小僧というらしい。何がモチーフになってるかは謎。

 お店の前の看板。怪しい雰囲気しかしません。

 店に入ってみると、店主と、60前後?の女性と二人で営業されてました。お客さんは僕の他には2人ほど。カウンターは誰も居なかったのでカウンターにすわりました。

 店内を見渡す。まず目に入ってくるのはこの絵。えっきもっ。なんとなく店主に似ているような気もするが…。

 妖怪ラーメンのポスターや、いのうえ小僧のイラスト。

 絵は暴れ狂ういのうえ小僧や、昔の画風な小僧。てかいのうえ小僧足あったんや。右側はおそらく店主?の頭切られてもうてるwなかなか秀逸です。

 さーて、何にしようかなぁと考えるような素振りでメニューを見渡す。

 が、頼みたいものは4年前から決まっていた。

 田村「すみません、妖怪ラーメン一つ!」

 店員「はい(笑)妖怪ラーメンですね! 妖怪ラーメン一丁ー!」

 田村「(大声で言わんでええで…)」

 おまたせしました、妖怪ラーメンです!ドン!

 ぎゃーーー!妖怪ラーメンというより、なんやろ地獄ラーメンというほうが似合ってる気がする。

 まず気になるのは真っ赤な粉。唐辛子っぽいですが、ペロっと舐めても辛くない。パプリカの粉を使ってるそうです。

 赤い粉に隠れた黒い丸いのはピータンでした。チャーシュは歯ごたえがありチャーシューというよりは炒めた豚肉といった感じ。でもとても美味しいです。

 店主に聞いてみると色々と説明してくれはりました。店主はこの妖怪ストリートの振興組合の理事長さんなんだそうです。

 麺はクチナシを練り込んであり、紫色に。真っ黒のスープは竹炭なんだそうです。

 スープを飲んでみると、醤油ラーメンに、大量に乗っかっているニラの成分が染み出したという味。ほんの少し背脂が乗っておりますが、しくこくなくあっさりしていてとても美味しいです。

 麺は京都っぽくはない少し太めで、こってりではないが、塩分が少し強めです。ニラが大量に乗っており匂いがすごいです。好きな人は好きなはず。見た目から想像が付かない、普通に美味しいラーメンでした。

 京都ラーメンともニララーメンとも、醤油とも違う感じで、味も見た目も唯一無二のものでしょう。一度食べる価値はあると思います。

 美味しかった~。完食。

 スープなんでしょうね、ニラがまだ染み込んでないときは、京都ラーメンと関東系の醤油ラーメンの間という感じでしょうか。

 食べながら目の前の光景を見ていたら「俺は今何をくうてんねやろ」ていう気分になってきます笑。見た目のインパクトと味と、それらを処理する脳が全く歯車が噛み合ってない感じで食べていて不思議な気分でした。

 続いてやってきたのは山田コロッケ店。


店名:山田コロッケ店
住所:京都市上京区一条御前西入ル大上ノ町65
営業時間:10:00~19:30(祝日は11時半~18時)
定休日:日曜日

 沢山の揚げ物の種類が売られていますが、ここには妖怪コロッケが売られています。

 「妖怪コロッケ」、「妖怪コロッケ(怒り)」、「普通のコロッケ」の3つでお願いしまーすというと、新作で妖怪コロッケ(8{エイト})というのもあるんですが如何ですか?と勧められたので、そちらも購入してみました。妖怪コロッケ・エイトは公式サイトにも乗ってないので開発したてのコロッケでしょうか。楽しみです。

 7,8分ほど、店頭の妖怪とにらみ合い。お前らほんまなんの妖怪やねん。

 出来上がった4つのコロッケ。どれがどれか分からないのですが、黒系が妖怪コロッケです。

 焦げてるワケではありませんよ!

 こちらもころもは竹墨を使用しているそうです。

 切ってみるとこんな感じ。左からコロッケ、妖怪コロッケ(怒り)、妖怪コロッケ(エイト)、妖怪コロッケ

 これが妖怪コロッケ(怒り)。キムチが入っており旨味たっぷりでめちゃくちゃ旨い!普通のコロッケより旨い!これはほんまにおすすめ。

 こちらはエイト。カレー風味のピリカラでこれもとても美味しい。真ん中のやつがよくわかりませんでした。明太マヨ?明太チーズ?とかかと思われます。

 普通の妖怪コロッケ。抹茶が入っており、口いっぱいに抹茶の風味が広がります。ただ、甘いとかではなく、普通のコロッケに抹茶が入ったという感じ。

 百鬼夜行資料館にやってきました。資料館というより、妖怪の倉庫といった感じです。

 顔出し。機縁撮影もできます。

 右のやつ…しまじろう…ちゃうよな…ハハッ

 二階に上がってみると、妖怪人形が沢山飾ってあります。

 屏風には百鬼夜行の様子の図が描かれてある。

 真ん中の鬼みたいな三つ目の鼻でかくて、口がサンドイッチ?情報多すぎてようわからんw

 ぱっと上みてびっくりwこれが一番怖かったかも…笑

 針金で出来た人形のやつ、完成度高かった。

 妖怪の絵や古い楽器など妖怪の元となった道具。

 かっぱと天狗。かっこいいかも。

 なになにこれ、気持ち悪い!

 こっちも怖い…なにこれ鬼の顔かな?

 三階はなにやら「くつろげるお化け屋敷」とのことでした。青坊主やからかさお化けと一緒にくつろげます。

 青坊主。近くで観るとなかなか気持ちが悪いですよ。

 ブルーライトで不気味に光ってる顔出しで記念撮影もできます。

感想・まとめ

 メインはやはり妖怪ラーメンでした。ずっと前から存在は知っていたのですが、頼んだときはついに!という感じでした。さすがに後ろに普通のご飯頼んでるお客さんがいる中で一人妖怪ラーメンはなかなかでしたが、普通に美味しかったので良しとします。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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