幽霊が飴を買いに来た「みなとや」の幽霊子育飴を買ってみた
レジャー概要
幽霊が飴を買いに来た「みなとや」の幽霊子育飴を買ってみた
京都東山、六道の辻にある飴やさんにやってきました。
この飴屋に売られている飴の名はなんと「幽霊飴」というオカルトっぽい名前なのです。
店頭には幽霊飴といわれるようになった由来が書かれています。
今は昔、慶長四年京都の江村氏の妻が身ごもったまま亡くなった。それから夜な夜な飴を買いに来る若い女性が現れた。
「飴を一文おくれ」そういい、一文を飴やに渡し飴を受け取り帰っていった。翌日、銭函を見ると一枚のしきみの葉が入っていた。当初はなんとも思わなかったが、翌日もその翌日にもしきみの葉が銭函に入っていた。
若い女を怪しく思った飴屋はある日、買いに来た女の帰る後をつけていくと、その女は墓地のある鳥辺野の麓で姿を消した。近寄ってみると中から赤ん坊の鳴き声が聞こえた。恐る恐る掘ってみると、まだ生きている赤ん坊の姿があった。この子供はお坊さんに預けられ、後に高名な僧となり、寛文6年に68歳で亡くなったという。
幽霊飴の話は日本各地に伝説が残っており、京都の他にも長崎や三重の桑名、福岡安国寺、金沢、鳥取、島根、茨城など。また落語の題材にもなっている。いずれも大まかなあらすじは似通っており、当時の日本で有名な話だったのではないでしょうか。
もともとは中国の怪談「餅を買う女」と内容がそっくりであり、中国から渡ってきた怪談の翻訳が原案ではないかと言われています。
当時の銭函や飴桶。
一つ500円と少し高めだが、記念になるので一つ購入してみた。
上に書いた由来がかかれている。
形は均等ではなく、出来上がった飴を割って包装したような感じ。
麦芽糖のみで作られた上質な飴で、シンプルな味がくせになってしまいます。冷蔵庫に入れてあるのですが、ふと気づくと取りに行ってしまいます。
{{include file=’core/kyototin.tpl’}}