古都コトイメージSmart

2014.11.23

宇治川の畔に佇む岩風呂旅館(宇治茶寮)の廃墟

廃墟の情報

岩風呂旅館
廃墟旅館
場所 京都府


廢墟レポート vol.12:岩風呂旅館 Iwaburo Hotel

宇治川ラインを通っているととある所にこのような不自然なコンクリート建築物が現れる。

宇治川ラインは昔から何度も通行した事があったものの特に気にはとめる事もなかったが、インターネットの情報でここが廃墟と知ってからいつか行きたい場所となっていた。

なんとも岩風呂が特徴的な旅館型の廃墟だという。

1964年(天ケ瀬ダム竣工年)~1967年に開業している模様。ダム建設と水没後に、観光客誘致の為の整備で作られたと思われます。

おそらくこの旅館の看板であろうものだが、破壊されたのか風化による崩壊か看板はなくなり金属部分しか残っていない。

数年前までは看板が残っていたらしく正式名は「宇治茶寮」というらしい。

元々はこのコンクリートの上に建築物があったものが取り壊され現在コンクリの土台のみが残ってるのだという。

入り口はここ。階段周辺は草木が生えています。
錆がひどくいつ崩壊するか分からないので注意が必要です。
下へ降りると景色・雰囲気が急変。
湯までの廊下だったのだろうか…。
よく知られた謎のマーク。岩から飛び出しています。
コンクリートは所どころ上が崩壊しています。
奥へ行くとまだまだ広がっていました。悪戯書きなどもされています。
一番大きな部屋は宴会場?畳がはがされ床もギシギシ危なめ。というか、外から見えてたただのコンクリートの塊の中にこのような部屋が残っていたというのが驚き。
くさきが生い茂る階段。こっちからの方が入るの楽だったな。
岩風呂は手前の部屋にありました。ほうほう…。悪くない。外は紅葉やし、ええ雰囲気やなぁ。
洗面台は壊され、落書きが。
脱衣所。床がボロボロで危険ですが、どこからもってきたのか扉を橋替わりに置いてあり問題なく歩けるようになってました。
隣にはこのようなお風呂も。一般家庭にあるような湯船が二つ並んでいます。
女子トイレ。
これですべての部屋見終わったかな?

岩風呂の裏側。崖になっており下は湖。

絶壁の廃ホテル…というのもなかなかいい感じ。隠れ家的な感覚でワクワクしました。

ただ周辺に駐車場所が一切ないのがあまり知られていない理由やと思われます。

さてのんびり撮影できたので帰ります。いい具合に風化が進んでおりなかなかいいところでした。でもこれ以上崩壊すると危険かも。
天ヶ瀬ダムを見物して帰りました。
山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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