梶賀小学校 – 小さな港町の小さな廃校
廃墟の情報
廢墟レポート vol.106:梶賀小学校 Kajika elementary school
三重県尾鷲市、リアス式海岸の小さな入り江にある小さな小さな漁師町にある廃校に行ってきました。
入り江は山に囲まれているので可住面積が狭く、山の斜面に民家が建てられており、その最上部にこの廃校はあります。
長い長い階段を登っていると結構な角度があるので、通っていた小学生たちは足腰が鍛えられていたんだろうなぁなどと考えていました。
やっと到着!奥が校舎で手前は体育館です。
高台にあるので避難場所に指定されていました。たしかにいざという時は津波が心配な所です。
校庭から見下ろすと小さな漁港が見えています。
体育館には足の折れたグランドピアノ。
校舎のほうにやってきました。木造校舎で閉校当時のまま残留物が多く残されています。
もの置きのこの雑多な感じが漁師町っぽい気質を感じられますね。
おいてあった人形。学芸会で使ったのかな?
ちょっと怖いけど、愛嬌のある人形。ちょっと気に入った。
小さな図書室。
廊下においてあった野球道具。
教室。太陽の光が差し込んで明るい。
この教室は角の壁が崩れていました。
一度崩れれば、雨風が入るので崩壊がどんどん進みます。この校舎もまた来る頃にはもっと崩壊しているんでしょう。
蔦が巻き付いた時計。
かわいいお人形。ボロボロで哀愁が漂っています。
投影機でしょうか。型番を検索してももはやヒットしない年代物。
校長室の黒板には、校長先生が書いたのか、「ごくろうさま、ありがとう、さようなら」寂しさを感じられます。
廊下の端は屋根が崩れてボロボロに。
素晴らしい廃墟美を醸し出しています。
下駄箱。
離れにあるトイレ。
理科室。廊下からの入り口には鍵がかかっていたので、回り込んで外の入り口からはいる。
薬品庫。小瓶に入った薬品がずらり。
古い古い薬瓶は怖くてうかつに触れない…
眼球や歯、耳などの模型。
ウミガメがワニに襲われてた。
伊勢海老や蛇のホルマリン漬け。他にも様々なものが…残留物が多く見どころが多すぎました。
感想・まとめ
釣りバカ日誌とかで出てきそうな小さな趣のある港町は日本のフィヨルドといってもいいほど景色の素晴らしい所でした。廃校は残留物も多く、崩壊具合も素晴らしくとても満足でした。