平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。
2015.04.02
片島魚雷発射試験場 – 大村湾に浮かぶ戦争遺跡
廃墟の情報
片島魚雷発射試験場
魚雷発射台
場所 長崎県
建設 1918
廃墟化 1942
MAP:長崎県川棚町三越郷川棚町三越郷151-1
廢墟レポート vol.21:片島魚雷発射試験場 Katashima Torpedo laboratory
軍艦島へいく途中、せっかくなので片島の魚雷発射試験場にもよってみようと、そのぎ東に乗る前にR205の三越入口交差点を南に進み片島へ向かう。
片島というのは現在は半島になっているが、昔は名の通り島だったものを陸続きにするように埋め立てられ現在の姿になったそうだ。
車を止めるスペースがないので適当にとめようかと思ったが、たまたま近くにいた農家?の方に試験場の場所を聞いていたら敷地内に駐車していいよと言って頂いた。
あのトンネル(上の写真)をくぐっていくのですか?と聞いてみると、あのトンネルからでも反対へ出れるようだが普通は山道を歩いていくという。
懐中電灯があれば危険だがトンネルからでもいけるそうだ。
山の上にある監視所?というのもあるとおしえて頂いたので山側からアクセスする事に。
一番上まで歩くこと5分ほど。草木に埋もれかかったコンクリートの建物を発見した。これが監視所なのか?
当然のことながら扉もなく中へ入り放題。
中へ入ると小さな部屋のみ。これは二階建てなものか床が抜けこのような状態になったのか?
1階と2階の境目に床があったと思われる跡がある。
はしごを登ると大村湾が一望出来る。
山を降りて分岐を海側へ行くと大きな建物が現れる。魚雷収蔵施設でここに魚雷が保管されていた。
現在は天井が撤去されたのか中は植物が茂っている。
タイルなどは現在も残っているので不思議な間隔になる。
奥の部屋。二部屋で構成されており奥のここが保管庫だったのかもしれない。
保管庫の海側には小さなタワーがある。
作があり入れないようになっていますが、地元の方はここへ入り込み釣りをしているというので僕も入ってみることに。
目の前まできてみるとレンガが見える。切り込みを入れたようにレンガが見えていたり、もともとの構造が分からない。左に目をやると、さっきまで見つけれなかったメインの建物があった。
中はレンガ作りでなんだかレトロ。このタワーは実験発射された魚雷を監視する監視所だったそうです。
丸い窓が印象的だったが空が曇っていた為外がきれいに映らなかった…。
上を見上げるとなんとも言えない廃教会のような雰囲気。
入って右側は壁がなく海が覗ける。コンクリートにレールのようなものがある。
次はさきほど見えていた監視所へと向かう。目の前まできてびっくり。床がごっそり抜けているではないか…。諦めようかと思ったが右側のコンクリートを歩いて恐る恐る進んでみる。バランスを失うと落ちてしまうので慎重に…。
そうして現れたレゴブロックのような形をしたこちらも監視所だというが、朝霧に包まれ後ろになにもないのでなんとも不思議な光景が広がる。もともとこの建物にかかる橋があったというが今は崩れ落ち海へ沈んでしまった。船に乗り込み中へ侵入を試みる者もいるそうだ。
横がこんな感じになっているのでいけん事もないが、今回は船がないので泳ぐ事もできず諦めた。
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