古都コトイメージSmart

2018.01.07

黒谷自然公園 – 山の上の忘れ去られた桃源郷

黒谷自然公園

廃墟の情報

黒谷自然公園
公園跡
場所 岐阜県
建築 1982年~
廃墟化 ー


廢墟レポート vol.79:黒谷自然公園 Kurodani Nature Park

 こんにちはtamuraです。

 今回は岐阜県の山の上にある忘れ去られた自然公園跡地に行ってきました。黒谷自然公園といい、廃墟マニアの中でも知る人ぞ知るような場所なんだとか。

 この自然公園まではとにかく急な坂道を延々と歩きます。30分くらいかな?途中から自然公園の施設がちらちら現れ始めます。

 写真の建物は炭を作る施設だったそうです。

 それを超えるとまた更にあるきにくく。元々はコンクリート舗装路だったのですが、長年放置されこのような姿に。

 キレイな岩肌。柵があるのでこの自然公園の見どころの一つだったのでしょうか。

 歩いていると、社のようなものがあったので近づいてみると…。

 めっちゃ不気味な鬼が佇んでいました。木で創られているようですが、顔が鶏のとさかのようにブッツブツなので気味が悪いです。

 やっと自然公園のメインの部分にやってきました。

 円盤の部分は植物園だそうです。

 大きな円盤と放射線に伸びるラインがカッコイイ!

 当時のものであろう巨大植物と、その他雑草がわっさわっさ。

 高さ7~8mほどある砂?岩?の小山が。けっこうでかい。何のためにあるのかはわかりませんでした。

 可愛らしい三輪車。ちなみに小山の周囲はゴーカートだったそうですが、乗り物はこの三輪車しかありませんでした。

 小山の横には事務所や売店と思わしき建物が何件か。

 事務所の入り口は青い絨毯

 乱雑とした事務所の中。

 1998年のカレンダーで最後になってましたが、山積みになった雑誌には2000年ものが何冊かありました。

 給湯室のような部屋。

 不気味な日本家屋

 囲炉裏がある趣のある部屋があります。鍋が吊るしてあったら良かったのにな。

 この園の管理者が住んでたのでしょうか?

 木々に埋もれて隠れたような所にある小さな池。

 小高い所に何かオブジェみたいなのあると思ったら、何かわからない鉄の箱。謎が多すぎる…

 続いてはコンクリートの建物と花鳥園みたいなエリアに。

 かつてこの建物に外観があったのかはわかりませんが、現在はコンクリートの基礎のみ。

 何かに使用されていたのでしょうか、マネキンが2体倒れていました。

 二階からみた花鳥園エリア。松の木と吊橋、そして鳥小屋が並んでいます。

 サビサビの吊橋…いつ崩れてもおかしくないような状態です。

 3階は仕切りがなく、広い大きな部屋が一つあり、昔使われていたような農機具が置かれていました。

 なんだろうこれって感じ。見たこともないのでわかりません。

 外からみるとかなり大きい事がわかります。これだけの基礎を作っていながら外観はなぜ作っていないのか、それとも閉園の時に外観を取っ払ったのか…。ちゃんと荷物が整理されてる部屋もあるんですよね…まさかこの状態でこの建物を使用していたとか?まさか…笑 謎が多すぎて面白い。なんで情報がないんだろう。

 マンションの横にも鳥小屋

 橋を下からみたら床がボロボロ…。

 一階はなにかしら使われていたような部屋が。おおきな網や脚立など。何に使うんだろう。

 帰りによった敷地の一番西あたりにある建物群。

 物置のようですが、立派なトイレがありました。

 旧国鉄をしのぶ人々のための、大正時代のこの付近のJRの駅に作られた駅のトイレだそうです。なるほどね。

感想・まとめ

tamura

お疲れ様でした!まさに忘れられた場所といった感じでした。


ゴーゴン

おつかれ様です。山の上にあってそこまでの道も封鎖されているので歩いたので疲れました。


tamura

落石も多かったですし、園内は長い年月放置されて舗装路は見えなくなってて人の手が入ってない感じでしたね。


ゴーゴン

園内はそれより草木が多すぎて、思ったように散策できなかったですが、元々はどういう感じだったんでしょう。


tamura

本来は他にも遊具みたいなのがあったようなんですが、あの草木では歩き回れませんでした。


ゴーゴン

それにしてもあの大きな建物は何だったんでしょうね


tamura

なんでしょうね!解体して基礎だけで放置されているのか、建設中に放置されたのか…


ゴーゴン

すごかったですね~あんな所に三階建の鉄筋コンクリートの建物があるなんて。


tamura

施設中央にあった大きな岩山もなんのためのものかわかりませんし。


ゴーゴン

原型がわからないので、謎の多い廃墟でしたね。



山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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