古都コトイメージSmart

2024.02.25

綾部市古屋の「栃神の森」の巨木に会いに行く

こんにちは、山と終末旅のたむです。

今回は舞鶴市の成生岬に行こうという事で、前夜泊でウチにゴンダさんが泊まりに来てくれました。

ところが!話が弾みすぎて、大好きなストロングゼロや、ウイスキーなど飲み過ぎてしまい、、、。

翌朝予定時刻に起きる事が出来ず、時間の関係で少しだけ距離の近い綾部市古屋にある栃神の森という所の栃の巨木散策へと急遽変更になったのであった笑

ちなみに、当日になって予定変更というのは僕らにとってはあるあるで、また次の機会に行きましょうが口癖になっている。

今回Youtube撮影はどうしましょう?と相談したのですが、あまり見どころもないとのことだったので今回はやめにしました。

 

朝4~5時に出発するつもりが、家を出たのは9時半でした。

こうなったらのんびり旅だという事で、縦貫でまずは綾部までいき、お昼はお蕎麦を食べる事に。

 

今回お邪魔をさせてもらったのは綾部JCTのそばにある「そばの花」さん。

古民家をリノベーションしたような、すごく素敵な雰囲気でした。

 

食べ比べセットという三種盛りのお蕎麦を注文。

左から、

・茨城県小美玉市八田のそば粉

・北海道美瑛・幌加内のそば粉

・北海道弟子屈町摩周のそば粉

だそうです。

僕は茨城の蕎麦が好きなのですが、今回の食べ比べも茨城・八田の蕎麦が最も好みでした。

それぞれの蕎麦の香りもすごく感じられ、塩で食べても美味しかったです。

写真は忘れましたが、カモロースとだし巻き卵もかなり美味しかったです。

 

さて、綾部市古屋にやって参りました。

古屋は綾部市東部にあり、住民数3世帯4人という、京都府で最も規模の小さな消滅危機に瀕した集落だそうです。

この地区には、かつて飢饉の際に、栃の神様から栃の実のアクの抜き方を教えてもらい餓えをしのげることが出来たという「栃神伝説」という伝承が伝わっているほど栃の実に馴染みがある土地らしく、現在でも栃の実を使った特産品を生産しているみたいです。

沢の苔が美しい…この上流に土地の群生地があるという事です。

 

ここが取り付きだろうか?

鐘があったので、山への感謝の気持ちを込めて大きく鳴らした。

 

周回でまずは洞峠へ向かう。

ここにきて初めて看板が出てきた気がする。

 

歩きやすい道を登っていると峠手前で巨木を発見!

これもトチノキだろうか?斜面に大きな根で食らいついて立っていました。

 

1時間ほど登ってどうやく洞峠へ。

急に看板でにぎやかな感じに。

古屋から洞峠を越えて反対に抜けたら美山なんやね。

 

こんな立派な案内図を発見。

これ…麓に欲しかったんですけど?w

ちなみに今我々が歩いてきたのが赤の「大ブナルート」です。

このまま⑥の大ブナを見た後、すこし引き返し、オレンジの「滝・森ルート」に向かいます。

この「滝・森」に栃の群生地や、巨木はあります。

 

とりあえず、大ブナを見に行く。

関西でこれだけのブナを見れるのは珍しいかもしれない。

 

大ブナの説明。

もしかして、熊パンチ入りました?

 

少し引き返し、滝・森ルートに入る。

やはり人があまり来ることがないのか、峠以外にはあまり看板などがなくルートとしては分かりにくいかも。

 

栃の群生地につきました。

解放感のある所。

 

保護されているのか、中には入れませんでしたが、樹齢500年を超える巨木が沢山ありました。

 

別の所で栃の巨木を間近で見てみる。

栃はこの肌模様が面白い。まるでメディウムをもりもり塗りたくったような感がたまりません。

 

さきほどの群生地から下っていくと、ほかの栃の巨木も見ることが出来ました。

これもかなり大きい!

 

水が豊かな証拠ですね、美しい景色。

 

もう少し下ったところに湧き水が。

甘い?嘘だ…

 

「モーモーさんお水を頂きます」…ジュルッ…。

甘い!嘘だと思われるかもしれないけど、疲れてるからかもしれないけど、確かに水の甘味を感じる!!

どれどれ…手元のミネラルウォーターは甘くない…。

モーモーさん、もう一度頂きます…

甘い!これホンマに甘いやん!

 

モーモーさんに感動しましたが、地下を流れていた沢が地表に出る地点だったんですね。

その下流にこの森で最も大きな栃の巨木がありました。

沢がすぐ横を流れており非常に絵になる空間です。

ゴンダさんが最も見たかったという巨木です。

 

幹回りはどれだけあるだろう?

存在感がすごい。

 

上品な景色、ずっと見ていられる。

今日もっとも見たかった巨木に出会えて、とても幸せな気持ちになりました。

 

下山後は綾部温泉でのんびり。

登山後のお風呂はなぜこんなにも気持ちが良いのだろう?

 

綾部温泉付近の景色。

何でもない景色に二人とも涙がでそうになる。

ごはんを食べに舞鶴へ向かう。

 

最後は舞鶴の凡愚さんで海鮮を頂きました。

写真は撮り忘れましたが、カキフライとサバ寿司が美味しかったです。

このお店、入りやすさが気に入ってこの翌週も行ってきました笑

 

という事で、

急遽決まった何気ない旅ですが、結果大満足の休日になりました。

京都府ですが、小屋や栃の群生地がある事など全く知らなかったので、久々に府内で新鮮な旅になりました。

栃を使った特産品はどこで買えるのでしょうか?

栃餅や栃クッキーなど食べて見たかったのですが、軽く探しても見つからなかったので、また調べて次の機会にでも購入してみたいです。

山と終末旅の管理人について
たむ - tamura -
平成3年生まれ、京都に住んでいます。登山や、夜景、人の少ない観光地へ行って、現実から逃げ、非日常的な体験をする事が好きです。

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